カラリストとは

カラリストとは

カラリストは、映画やCMの制作において、映像の色を調整するカラコレ(カラーコレクション)を担う仕事です。
映像をイメージ通りの色にする事によって、視聴者にコンテンツのメッセージを届けやすくします。
別にグレーダーという場合がありますが、その区別は個人によって異なりますので、カラリストと同じと考えていいでしょう。

 

カラリストの役割ややりがいを動画で紹介

たるすけが、現役のカラリストにインタビューしてきました。

 

カラリストの仕事内容とは

カラリストの代表的な仕事内容には以下のものがあります。

  • カット間の色調整
  • シーンごとの色調整

【カット間の色調整】
複数のカメラを使用した場合は、カメラ間に色の差が出ます。一つのコンテンツにした際に、カット間に色のバラツキがあると見にくくなるので、このバラツキをとっていく作業です。
カラコレでは、この作業を必ず最初にする必須の作業となります。

【シーンごとの色調整】
コンテンツ制作において、色の演出を負うのがカメラマンです。
カラコレでは、カメラマンの指示により、シーンごとに色の演出を付けていきます。

 

カラリストに必要なスキル・経験

カラリストは次のようなスキルや経験、知識が求められます。

 

映像の色の知識

カラコレでは、映像の色を形成するホワイトポイント・ガンマ・ブラックポイントのRGBのバランスを変えることによって、色を変えていきます。なので、映像の色の構造を理解しているとイメージ通りの色を再現しやすくなります。

 

モニターやプロジェクターの知識

コンテンツ制作では、最終的にそのコンテンツが視聴される環境を意識して作られますが、色は見るモニターやプロジェクターの設定によって変わります。なので、モニターやプロジェクターで表現する色空間が理解できていると、最終的にどういう色で再現されるか?想像しやすくなります。

 

カラリストに向いている人

写真や映像が好き

色の表現には様々な方法があり、どういう色にするとより多くの人にイメージが届けられるか?を毎作品考えながら作業をします。
なので、より多くの写真や映像を見て、様々な色演出に触れておくとイメージしやすくなります。

 

カメラが好き

カラコレは、撮影で出来なかった演出を求められることがあります。なので、カメラやレンズの知識があると理解しやすくなります

 

コミュニケーションが得意

カラコレは、カメラマンが主導して色を作っていきます。なので、カメラマンとイメージを共有する必要があり、それを言葉などのコミュケーションによって行います。

 

カラリストのキャリアパス

カラリストへのキャリアパスですが、カラコレを専門に学べる学校はありません。しかしながら、先に説明したように写真や映像の撮影に必要な知識はカラリストに必要な知識に近しいので、それを学べる学校で勉強しておくと役立つでしょう。
また、カメラマンなどの職種をまず経験してからキャリアチェンジするのも良いかもしれません。

 

まとめ

カラリストは、主に映画とCMで活躍していますが、近年4K/8KやHDRの普及に伴いTVの世界でも活躍が期待されています。
ひょっとしたら、5Gが普及しiPhoneがHDRに対応しているWebでも必要になってくるかもしれません。今後、注目される可能性のある職業です。