転職には資格が効く?転職で有利なおすすめ資格・スキルを紹介!

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転職には資格が効く?転職で有利なおすすめ資格・スキルを紹介!

転職には資格が効く?転職で有利なおすすめ資格・スキルを紹介!

転職には資格があると有利です。今回は、営業、事務、IT、クリエイティブなスキルが必要な職種別に、転職に有利な資格をご紹介します。

資格は転職に強くなる?その理由とは

転職者を採用する企業は、多くの場合、実務能力の高い即戦力の人材を求めています。資格が転職に有利に働くのは、実務能力があることを資格によって企業に強くアピールできる理由が3つあるからです。

  1. 人事にスキルを一言で説明できる
  2. 実績に信憑性を持たせることが可能
  3. 資格がなければ応募すらできない

人事にスキルを一言で説明できる

転職では「即戦力を求む」として募集が行われることが多くあり、募集されている職種に関連した資格を持っていれば、資格名だけで高い実務能力があることを人事担当者に強くアピールできます。
特に、応募者が多いときは、まず応募書類で一次選考が行われます。そのとき、応募者が多いほど人事担当者は応募書類に目を通す時間が短くなります。実績をいくらしっかり説明してもしっかり読んでもらえない可能性がありますが、資格名が書かれているとそれだけで、実務能力を強く印象付けられて有利です。

実績に信憑性を持たせることが可能

過去の実績をいくら文章や口頭でアピールしても、それが本当かどうかを人事担当者は客観的に、また正確に判断することは困難です。しかし、例えば経理に関する実績に対して、経理関係の資格名を記載すれば、実績に対する信憑性を高められます。

資格がなければ応募すらできないことも

専門的な知識やスキルが必要とされる職種では、資格がなければ、そもそも応募すらできないこともあります。例えば医療や建築・建設などの専門的な職種では、看護師や建築士などその職種に関連する資格があれば問題なく応募できます。

転職に有利!おすすめの強い資格を業種別に紹介

IT系

基本情報技術者、CCNA、LPIC

クリエイティブ系

色彩検定、カラーコーディネーター検定、CG―ARTS検定、DTPエキスパート、フォトマスター検定

営業系

中小企業診断士、フィナンシャル・プランニング技能士、リテールマーケティング(販売士)、マーケティング検定

事務系

日商簿記、秘書検定、文書情報管理士、行政書士、社会保険労務士

その他(全職種に共通)

TOEIC600点以上、ビジネス実務法務検定、運転免許証

ITで有利なおすすめ資格

ITで有利なおすすめ資格

基本情報技術者

基本情報技術者とは、基本的な情報知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けたことを証明する国家資格です。基本情報技術者の知識はプログラマーやSEなど様々なIT分野の基礎でもあります。IT業界でも分野を選ばず使える国家資格なのが特徴です。特に、ITエンジニアとして新しくキャリアを始めたい方は持っておきたい資格です。

参考:情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)

CCNA

CCNAとは、世界最大のネットワーク機器メーカーであるアメリカのシスコシステムズが認定する世界共通の民間資格のことです。CCNAの取得者は、ネットワーク技術や、同社のルーターやスイッチなどのネットワーク機器に関する知識と技術を持った専門家であることを証明できます。同社のシェアは国内でも高く、またネットワーク技術は社会、企業の重要なインフラであることから、その資格は高く評価されます。

参考:CCNA Routing and Switching(シスコ)

LPIC

LPICとは、Linux技術者認定試験のことで、NPO団体のLPI(Linux Professional Institute)によって認定される民間資格です。LinuxとはコンピューターのOS(オペレーティングシステム)の1つで、主にサーバーに使われています。合格者は、Linuxの操作やシステム管理について知識がある専門家として認定。インターネットが普及し、ホームページを持つ企業がほとんどとなった今日では、サーバーに関する知識は必須になっており合格者は高く評価されます。

参考:LPIC | 世界標準のIT資格 | LPI日本支部 (Linux Professional Institute Japan)

LinuC

LinuC とは、NPO団体のLPI-Japanが新たに開発した日本向けのLinux認定技術者試験のことです。2018年3月から開始されました。Linuxは国ごとに人気のディストリビューションが違うなど、地域性が高いOSです。基本的に必要な知識はLPICと同じですが、LinuCは、「より日本市場に最適化した試験」となっています。

参考:IT資格といえば LinuC | Linux技術者認定試験 リナック(LPI-Japan)

クリエイティブ系の職種で有利!おすすめ資格を5つ紹介

クリエイティブ系の職種で有利!おすすめ資格を5つ紹介

色彩検定

色彩検定とは、色彩検定協会が実施する色に関する知識の有無を問う公的な検定試験のことです。店舗や住宅、服、食品、家電製品などあらゆるモノや空間は色によって大きな影響を受けます。合格者は、最適な色彩を使うことでモノや空間の魅力を大幅にアップできる専門家として認定されます。色彩検定は、主にファッション関係分野で評価されます。

参考:色彩検定とは|色彩検定協会/カラーコーディネーター(公益社団法人 色彩検定協会)

カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター検定とは、色に関する知識の有無を問う公的な検定試験である点は色彩検定と同じです。試験は東京商工会議所が実施します。色彩検定が主にファンション関係分野であるのに対して、カラーコーディネーター検定は、ファッション以外の製品や店舗などの空間関連の分野で評価されます。希望する業界で資格を選びましょう。

参考:カラーコーディネーター検定試験 | 検定の魅力(東京商工会議所 検定試験情報)

CG-ARTS検定

CG-ARTS検定とは、CG-ARTS協会 (画像情報教育振興協会)が実施する主に画像やCG(コンピューターグラフィック)に関する知識・スキルの有無を問う公的な検定試験のことです。近年、デジタル化の進展で画像処理やCGによる画像・映像処理ニーズが高まっています。合格者は、産業分野だけでなく文化、学術、教育分野などの幅広い分野で高い評価を受けられ活躍が期待できます。

参考:CG-ARTS検定 | 検定の魅力(公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS))

DTPエキスパート

DTPエキスパートとは、製版、編集やデザイン、印刷工程、色、コンピューターなどの印刷に関連する専門家であることを日本印刷技術協会が認定する公的資格のことです。印刷分野でもデジタル化が進展し、印刷業に関連する職種では高い評価を受けられる資格です。

参考:DTPエキスパートとは(公益社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT))

フォトマスター検定

フォトマスター検定とは、撮影からプリントに至るまでの機材や技術の知識を問う国際文化カレッジ フォトマスター検定事務局が実施する民間の検定試験のことです。デジタルカメラの低価格化やスマートフォンの普及で誰もが写真家になれる時代です。趣味の世界だけでなく画像の持つ影響力を最大限に生かすことはInstagram(インスタグラム)を始めとしたSNSがビジネスにも大きな影響を与えることから、合格者は企業に高く評価されます。

参考:フォトマスター検定とは(公益財団法人 国際文化カレッジ フォトマスター検定事務局)

営業系で有利!おすすめの資格5つ

営業系で有利!おすすめの資格5つ

中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業が抱える経営に関するさまざまな課題について診断し、対策を助言してコスト削減と利益を上げる経営の専門家のことです。経営コンサルタントとして唯一の国家資格で社会的にも高く評価され、独立も可能な資格です。

参考:中小企業診断士ってなに?(一般社団法人 中小企業診断協会)

フィナンシャル・プランニング技能士

フィナンシャル・プランニング技能士とは、お客様の金融面でのライフプランをより合理的になるようにアドバイスできる専門家のことで国家資格です。なお、民間資格として同様なことができる「AFP」「CFP」という資格があります。

参考:FP技能検定とは(日本FP協会)

マーケティング検定

マーケティング検定とは、日本マーケティング協会が実施するマーケティングに関する公的な検定試験のことです。現代はモノ余りで、売れない、売りにくい時代であることからマーケティングの重要性が高まっています。合格者はマーケティングに関する専門的な知識があると認定されます。

参考:マーケティング検定(公益社団法人日本マーケティング協会)

リテールマーケティング(販売士)

リテールマーケティング(販売士)とは、販売、仕入れ、在庫管理、物流、魅力的な売り場作りなどマーケティング全般を効果的・効率的に行える専門家のことです。小売店舗のみならず流通業界全般に求められる資格で、日本商工会議所が試験を実施する公的資格です。

参考:リテールマーケティング(販売士)検定試験 | 検定の魅力(東京商工会議所 検定試験情報)

事務系に強いスキルを!おすすめ資格5選

事務系に強いスキルを!おすすめ資格5選

日商簿記

日商簿記とは、日本商工会議所が行う簿記に関する公的な検定試験のことです。法人であれば複式簿記により記帳が義務付けられています。個人で事業を行う場合も税制上のメリットを得るには複式簿記による記帳が必要です。合格者は、複式簿記により記帳ができる専門的な知識があると認定されます。

参考:簿記 | 商工会議所の検定試験(日本商工会議所Webサイト)

秘書検定

秘書検定とは、実務技能検定協会が実施する秘書業務に関する公的な検定試験のことです。検定試験で求められるのは、社会で働くために必要な基本的な常識です。近年は、敬語が正しく使えなかったり、社会的なマナーが足りなかったりする人が増加しており、合格者は秘書という職種以外でもその知識を幅広く活用できます。面接などでもその知識を活用できて有利になることが期待できます。

参考:秘書検定とは(文部科学省後援 ビジネス系検定)

文書情報管理士

文書情報管理士とは、会社で扱うさまざまな文書や帳票などの書類を利便性・コスト削減・環境対策などを目的としてデジタル化してペーパーレス化を実現し、効率よく安全に保管ができるようにする専門家のことです。日本文書情報マネジメント協会が認定する民間資格です。資格があれば積極的に会社に提案して情報の共有化やコスト削減に効果を上げて、評価を高められます。

参考:文書情報管理士とは(JIIMA 公式サイト)

行政書士

行政書士とは、官公庁に提出するさまざまな申請書類の作成、提出手続きの代行やその他遺言書、契約書の作成など幅広く法律的な知識に基づいて行う専門家のことで国家資格です。官公庁への提出や法律的な文書の作成では、少しの間違いも許されないので、このような業務の多い企業でニーズの高い資格です。関連する資格を複数取得すれば独立も可能な資格です。

参考:行政書士とは(日本行政書士会連合会)

社会保険労務士

社会保険労務士とは、医療保険、介護保険、年金保険、雇用保険、労災保険など労働者が働くときに重要な社会保険に関する業務を行う専門家のことで国家資格です。社会保険の実務は、企業と労働者の双方にとって大切な業務であり、たくさんの実務があることから独立も可能な資格です。

参考:社労士とは(全国社会保険労務士会連合会)

職種不問!どこでも役立つ資格・スキル3選

職種不問!どこでも役立つ資格・スキル3選

TOEIC600点以上

TOIECは、英語に関する聞く、読む、話す、書く能力を点数で評価する民間試験のことで国際ビジネスコミュニケーション協会が試験を実施します。TOIECの満点は990点ですが、600点以上を取ると、少なくとも海外に1人でも行くことが可能、短い文のやりとりが可能、相手に質問ができます。そのため600点は英語が必要となる職種で多くの企業が最低限必要なレベルとして求める点数です。グローバル化の進展で英語に直接関係しない職種でも600点以上の点数があると企業の評価は高くなり転職に有利です。

参考:【公式】TOEIC Program|((一財)国際ビジネスコミュニケーション協会)

ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定とは、東京商工会議所が実施するビジネスに不可欠のコンプライアンス(法令遵守)に関する法律知識の有無を問う公的な検定試験のことです。インターネットが普及した現代では、企業の不祥事はまたたく間に広く拡散し、企業の存続にも大きな影響を与えることから、合格者が活躍する場は広がっていきます。

参考:ビジネス実務法務検定試験 | この検定の魅力(東京商工会議所 検定試験情報)

運転免許証

普通自動車の運転免許証は転職に特に有利となる資格ではありませんが、持っていればどんな職種でも自動車を運転する機会があるので役に立つ資格です。なお、普通自動車以外に、中型、大型、小型特殊、大型特殊、フォークリフトの運転免許証があれば、職種は限定されますがこの資格がなければできない職種への転職が可能になります。

参考:運転免許は就職活動にどう影響するのか?免許取得のメリット(日本合宿免許予約センター)

転職に有利な資格取得は転職成功への近道!

今回は、転職に有利な資格について、そのワケと職種別におすすめの資格を紹介しました。転職を成功させるには、実務能力があることを訴求できると非常に有利です。資格が取得すれば、実務能力を強くアピールできます。
転職の際は、どのような資格があれば有利になるのかは、求人票を確認してみましょう。

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