イトウ先生のTips note 【Premiere Pro 2022】ストロークとシャドウのグラデーション
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イトウ先生のTips note 【Premiere Pro 2022】ストロークとシャドウのグラデーション

こんにちは、デジタルスケープの伊藤和博です。
今回は、Premiere Pro 2022年6月アップデートから新機能で、「ストロークとシャドウのグラデーション」をご紹介します。
Premiere Pro は、2021バージョンからテキストの塗りに対してグラデーションが適用できるようになりましたが、2022の6月アップデートから、テキストの境界線(ストローク)やシャドウにもグラデーションを追加できるようになりました。加えて、このストロークとシャドウへのグラデーションは、シェイプの境界線やシャドウに対しても適用できるようになりました。
テキストの境界線にグラデーションを適用する、ということ自体は、Premiere Pro ではレガシータイトルの機能で行うことが可能でした。ただ、レガシータイトルの機能は2021バージョン時から告知されていましたが、将来的に廃止される機能になっていたため、今回のこの機能の搭載で、レガシータイトルと同様のデザインがグラフィッククリップで行えるようになりました。
さっそくやってみよう!
テキストの塗りにグラデーションを適用する方法は、以前のブログ、イトウ先生のTips note 【Premiere Pro 2021】テキストグラデーションでご確認いただきたいのですが、まずは、普通にグラフィッククリップを作成し、テキストとシェイプを作成しておきます。
タイムラインパネルで、グラフィッククリップを選択し、エフェクトコントロールパネルを確認すると、テキストとシェイプがそれぞれ確認できます。
テキストを展開し、「境界線」と「シャドウ」にチェックを入れます。「境界線」のカラーピッカーを表示すると、カラーピッカーの上部にベタ塗り、線形・円形の各グラデーションが選択可能になっているのが確認できます。
シェイプも同様です。
シャドウも同様に、カラーピッカーを表示すると、カラーピッカーの上部にベタ塗り、線形・円形の各グラデーションが選択可能になっているのが確認できます。
日本ではもちろん、韓国や中国などアジア圏のビデオコンテンツでは、テキストにグラデーションを使用するケースが多いですが、レガシータイトルを使用しなくても、また、PhotoshopやIllustratorで作成したテロップを取り込まなくても、ストロークへのグラデーションはPremiere Pro上で完結できるようになりました。6月アップデートで搭載されたばかりの機能となりますから、アップデートがまだの方はぜひアップデートして使ってみてください。
なお、この「イトウ先生のTips note 2ndbook」ですが、長期の研修業務に従事する為、しばらくの間、隔月での掲載とさせていただきます。次回は9月に掲載いたします。よろしくお願いいたします。
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株式会社デジタルスケープ
トレーニングディレクター 伊藤 和博 -
講師歴25年。講座開発数200以上。 総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メーカー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。 現在は、デジタルスケープにてAdobeCCを中心としたトレーニングの企画、講師を務める。 Adobe認定エキスパート、アップルコンピュータ認定技術者、CIW JavaScript Specialist、CIW Web Design Specialist。