転職したい人にもおすすめ!Webデザイナー必見の検定試験4選!
WEB
転職したい人にもおすすめ!Webデザイナー必見の検定試験4選!
Webデザイナーとして転職を考えている人は、Webデザイナーとして必要なスキルが備わっているのかを把握するためにも、検定や試験を受験して自分の力を試してみてはいかがですか? 今回はWebデザイナーにおすすめの検定や試験をまとめてみました。
割引制度あり!WebデザイナーをめざすならWeb検定(ウェブケン)
Web検定(ウェブケン)は、Webデザイナーをはじめ、WebプロデューサーやWebディレクター、WebプログラマーなどといったWebサイトの制作やWebサービスの構築を行う現場で必要とされる知識や実践的なスキルを評価する検定試験です。
Web検定は、(社)全日本能率連盟の認定を受けた「Webリテラシー」、「Webデザイン」、「Webディレクション」、「Webプロデュース」といった4つの検定試験が設けられています。
2年ごとに有資格者の資格更新を行い、技能レベルの維持・向上に努めることとなっている検定試験です。 この中で、Webデザイナーに役立ちそうな2つの検定試験をご紹介します。
まず1つ目に、「Web検定 Webリテラシー」は、Webデザイナーに限らずWeb制作に携わる全ての人を対象としたリテラシー(標準的な知識)を評価する検定試験です。合格すると「Webアソシエイト」の資格が得られます。これからWeb制作関連の会社への転職を考えている人は、自分のリテラシーがどれだけ備わっているのかを知るのにおすすめの検定試験です。
2つ目は、「Web検定 Webデザイン」です。Webデザイナーとして転職を考えている人におすすめします。
Webサイトの企画・設計から、Webデザイナーとして必要なビジュアルデザインや色彩のルール、実際にサイト(フロントエンド)制作に必要なHTMLやCSSの知識など、Webデザイナーとして必要な知識が問われる内容の検定試験となっています。
Web検定の受験資格は特になく、誰でも受験可能で、全国にそれぞれ約200ヶ所あるJ-Testingセンターとプロメトリックテストセンターで、ほぼ毎日受験することが可能となっています。(テストセンターごとに営業時間や定休日は異なります。)
受験するには、各コース10,000円(税別)の受験料となっています。なお、教育機関または法人にて団体で受験される場合には、割引受験チケット優遇があります。
>>社団法人 全日本能率連盟登録資格「Web検定(ウェブケン)」 - Webに関わるすべての人の標準知識
Web制作の現場で必要なスキルが試される!Webデザイナー検定
(財)画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)が実施している「Webデザイナー検定」は、Webデザインだけでなく、Webサイトの企画・コンセプトの考案から、Webサイトを立ち上げた後の運用までのWeb制作・運営に携わるWebデザイナーに必要な知識が試される検定試験です。
そのためWebデザイナーとしてだけでなく、将来的にWebプロデューサーやディレクターなどWeb制作の現場で幅広く活躍したいと思っている人にもおすすめできる検定試験です。
Webデザイナー検定は、レベル別に「ベーシック」と「エキスパート」に分けられています。
「Webデザイナー検定 ベーシック」は、Webデザイナーとして必要な基礎的知識について評価する検定試験です。社員のスキルアップを促すために受験を推奨している企業もあるようです。受験資格や年齢制限もないので、これからWebデザイナーとして転職を考えている人や、学生や未経験者におすすめの検定試験といえます。
「Webデザイナー検定 エキスパート」は、ベーシックよりもさらに実践的で応用力を試す検定試験です。サイト制作の企画から運用までの幅広い知識を評価する検定試験になっているので、Webデザイナーに限らず、プロデューサーやWebエンジニアなど幅広く対応できることになり、様々な現場で即戦力として活躍することができるといえます。
Webデザイナー検定は、7月と11月の年2回、全国20都道府県で開催されます。検定料は、Webデザイナー検定・ベーシックが5,500円(税込)で、Webデザイナー検定・エキスパートが6,600円(税込)となっています。 ※2016年3月現在
Webデザイナー系の検定試験で唯一の国家資格!ウェブデザイン技能士
NPO法人インターネットスキル認定普及協会が実施している「ウェブデザイン技能検定」は、Webデザイン関連では唯一の国家資格で、合格するとウェブデザイン技能士を名乗ることができる検定試験です。
ウェブデザイン技能検定は1級から3級までありますが、1級と2級は、実務経験などの受験資格が設定されていて、初めて受験する場合は3級から受験することになります。
3級の試験内容は、45分の学科試験と60分の実技試験からなり、Webデザイン技能検定の合格基準は、100点満点中70点以上で合格となります。
ウェブデザイン技能検定3級の学科試験では、WebデザイナーとしてWebサイトの制作に必要な基本的なコーディング・スキル、トップページのデザインやレイアウト作成などのWebデザインの技術はもちろんのこと、通信プロトコルやHTTPなどのインターネットに関わる仕組みや技術などのインターネット概論、HTMLやCSSといったマルチメディアデータを活用した動的表現に関する知識、Webサイトの設計から構築・運用していくまでに必要な基本的知識、Webデザイナーとして心得ておきたい安全衛生、作業環境構築といった9つの試験科目から出題されます。
実技試験では、HTMLやCSSのコーディングをはじめ、画像や動画、音声などのマルチメディアデータの使用、べージデザイン・レイアウト、アクシビリティといったWebデザイナーとして必要な基本的スキルを使い作業ができるかを試されます。
ウェブデザイン技能検定3級だけでは、転職に有利になるとはいい難いところ。Webデザイナーとしての実績や経験を積みながら、独立してフリーで活躍するWebデザイナーになりたいと考えている人は、2級以上の資格取得も目指してみましょう。
受験料は、3級で10,000円(学科試験・実技試験とも5,000円)、2級で18,500円(学科試験:12,500円、実技試験:6,000円)で、いずれも非課税となっています。
マルチデバイス対応のWebデザイナーに!HTMLプロフェッショナル認定試験
Web制作の現場では、「HTML5」と「CSS3」の最新マークアップ言語が主流となっていて、Webデザイナーは、パソコンだけでなく、タブレット端末やスマートフォン、電子書籍端末、スマートテレビ、カーナビ、ポータブルゲーム機といった、多彩のデバイスに対応したWebサイトやWebアプリ、Webサービスの構築に対応するスキルが求められています。
NPO法人LPI-Japan(エルピーアイジャパン)が実施している『HTML5プロフェッショナル認定資格』は、HTML5とCSS3をはじめ、Webデザイナーとして知っておきたいJavaScriptを使用してWeb上でデザイン仕様に沿った表現を行うためのスキルや、マルチデバイスに対応するレスポンシブWebデザインといった、これからのWebデザイナーに必要となる次世代のWebデザインスキルを評価する検定資格です。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、レベル1とレベル2の2段階に検定試験が分けられています。
レベル1では、これからのWebデザイナーに求められる最新マークアップ言語を使用したマルチデバイスに対応する静的なWebコンテンツのデザイン・作成ができる能力を検定します。
レベル2では、さらにJavaScriptなどのプログラミング言語を用いて、システム間の連携を行ったり、動的WebコンテンツやWebアプリケーションの開発や設計を行ったりできる応用的なスキルを試される検定試験になっています。
HTML5プロフェッショナル認定資格の検定試験は、全国各地の主要都市に検定会場を設けられています。試験時間はそれぞれ90分で、約60問の検定試験問題を解くコンピュータベーストテスト(CBT)で行われ、実技や面接試験はありません。
受験料は、15,000円(税別)となっています。
>>Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト
まとめ
Webデザイナーとして転職を考えている人におすすめするWebデザイナーの検定試験について紹介してきました。
こうしたWebデザイナー系検定試験を受験しなくてもWebデザイナーを名乗ることはできますが、検定試験を受験することで自分にWebデザイナーとしてのスキルがどれだけあるのか把握することができ、転職するにも有利に働く可能性が高くなります。
これからWebデザイナーとして、現場で必要とされ活躍できる人材をめざして、自分のスキルを磨いていきましょう。
転職キャリアLab ブログ編集部
-
To Creator編集部
-
Tips/ノウハウ、キャリアに関する情報/最前線で働く方へのインタビュー記事など、クリエイターの毎日に役立つコンテンツをお届けしていきます!