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人気声優の声の演技に注目!!YouTubeでファンを増やす『推す♂ BL Lab. ~イケ生ボイスCH~』

人気声優の声の演技に注目!!YouTubeでファンを増やす『推す♂ BL Lab. ~イケ生ボイスCH~』

声であらゆるキャラクターを演じる声優に焦点をあてた専門雑誌『声優グランプリ』をご存じの方は多いでしょう。2020年11月に創刊26年を迎え、長年熱烈に支持されてきた人気雑誌です。
その『声優グランプリ』を発行する株式会社主婦の友インフォスが2020年7月31日(金)よりYouTubeにて、「推せる人気声優」×「推せるBLコミック」を組み合わせたBLボイスコミック配信チャンネル『推す♂ BL Lab.(ラボ)~イケ生ボイスCH~』(以下、『推す♂BL Lab.』)の配信をスタートしました。

*BL
ボーイズラブ(和製英語:boys' love)またはBL(ビーエル)は、日本における男性(少年)同士の同性愛(ゲイ)を題材とした小説や漫画などのジャンルのことで、1990年代中盤から後半に使用されるようになった用語。
参照:Wikipedia

推す BL Lab. 【イケ生ボイスCH】
推す BL Lab. 【イケ生ボイスCH】
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今回は、『推す♂BL Lab.』のコンテンツディレクターである亀山健太郎氏に、チャンネル開設の背景や今後の展開などについてお話いただきました。

亀山健太郎(かめやまけんたろう)
株式会社主婦の友インフォス メディア開発本部 企画推進チーム

  1. 2012年入社 広告営業部配属
  2. 2019年 声優グランプリ編集部クロスメディア事業部兼務
  3. 2020年 メディア開発本部企画推進チーム兼務

3部署を自在に動きシームレスに繋ぐマルチプレイヤー

主婦の友インフォスの動画参入は2012年、ニコニコ動画から

『推す♂BL Lab.』が誕生した背景には、ニコニコチャンネルの下地があるんです。
『声優グランプリ』の編集部にあるクロスメディア事業部という部門がやっているニコニコ動画での生放送『声優グランプリチャンネル』と『声グラオトメチャンネル』です。
2012年8月13日(月)に開設したチャンネルですから、けっこう歴史があります。
雑誌や書籍の売り上げが少しずつ減っていく状況の中で、雑誌以外に何か他の部分を楽しんでもらえるものはないかということで、動画番組を作ろう!ということになったのです。雑誌とセットでファンを広げるといった感じですね。

声優グランプリチャンネル - ニコニコチャンネル
声優グランプリチャンネル - ニコニコチャンネル
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実は私はニコニコチャンネルをやっているクロスメディア事業部にも兼任で入っているんです。入社したときは広告営業部の配属で、今も営業の仕事もしています。メインはメディア開発本部ですが、いろいろなところに首を突っ込んで、タイアップ広告なら営業として動くとか、企画だけだったらメディア開発で『推す♂BL Lab.』のように動画制作をやっていこうとか、必要に応じて使い分けています。

このように、ニコニコ動画で声優番組をやっていたので、動画に関しての壁というのはあまりなく、割とライトな形で入っていくことができました。

声優ファンの皆さんの熱量を実感して何かやりたかった

3年ぐらい前、ニコニコチャンネルの『声グラオトメチャンネル』でオリジナルのボイスドラマを制作する機会がありました。
そのドラマはBLではないけれども女性向けの作品で、声優さんが出演するイベントを実施したところ、大変な盛況ぶりでした。ファンの方たちの熱量を直に感じて、これを盛り上げていったらすごく面白そうだな、と思ったんです。
ファンの方々も、いいものはいいし、微妙なものは微妙だとはっきり言ってくれる方が多いので、その方々と一緒に何かをするは面白いのかなと思い、気になるジャンルではありました。

ニコニコチャンネルだけでなく、雑誌『声優グランプリ』でも、読者のみなさんがすごく熱狂的で、好きなものを応援する力がものすごく強いんです。
なかでもこのBLというジャンルは、あまり表には出てきていないけどすごく盛り上がっているジャンルですし、ひとりひとりが推してくれる、応援してくれるパワーをとても強く感じました。だったら私としてもここを伸ばしていこうと考えました。

BLなら海王社GUSH

BLを始めるにあたって、どんな雑誌があるのか、どういう作品があるんだろうと調べていく中で、GUSHさんはやはり最初に名前が挙がるコミック雑誌だったんです。
たまたま私の上司にあたる部長が海王社の雑誌の編集部の方と知り合いということもありお話をさせていただきました。

Gushnet 海王社
Gushnet | 海王社
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企画を持ち込んだところGUSHさんはすごく前向きに捉えてくださいました。
雑誌の出版社全体に言えることですが、なかなか個々の雑誌宣伝にあてる予算が充分ではない場合が多いんです。弊社は『声優グランプリ』が創刊26年の歴史があり、声優事務所ともつながりが深いので、実力のある人気の声優さんでプロモーションを一緒にやりましょうということになりました。

チャレンジさせてくれる会社なので、社内OKもスムーズに

今まで無かったBLのボイスコミック企画のOKをもらうのは大変だったろうと思われるかもしれませんが、そんなことは全然なかったです。
もともと『声優グランプリ』や宝くじの専門誌『ロト・ナンバーズ[超]的中法』といったニッチな情報媒体を出している出版社でもあり、それほど大きな反発はなかったです。本当にいろいろとチャレンジさせてくれる会社なんです。
YouTubeの場合は、インストリーム広告などの動画広告からの収入が売り上げにあたります。チャンネル登録者数は少しずつ増えており、できれば10万人くらいまで伸ばしたいなと思っています。
今は更新ペースが週1回ですが、これが週2回とか3回とかになってくると登録者数はもっと増えると思います。今のところはそこが課題ですね。

映像化する作品選びはBLジャンルならではのバランスが大切

どの作品を映像化するかについては、まずは原作を持つ出版社さんと相談します。今伸ばしたい作品や、新刊が出るもの、昔の作品だけど人気があってまだ音声化してないからちょっと試してみたいとか、そういったお話をさせていただきます。
ただ、BL作品の中には過激なものもありまして、YouTubeで広告が付かなくなってしまうと困るので、表現が控えめな作品で、でもBLファンの人が喜んでくれるもの、というバランスをとっていく必要があります。
過激なシーンももちろん作品の魅力ではあると思うのですが、どちらかというとストーリーがしっかり作り込まれていて物語として楽しめるかどうかを重視して選んでいます。
過激なシーンに関してはYouTubeではAIが判断しているようなので、動画はいまだに試行錯誤して作っています。

「ましたの腐男子くん」ダイジェスト版
「ましたの腐男子くん」ダイジェスト版

声優さんの演技を際立たせるための工夫も

映像化するにあたっては、コミックの紙面をそのまま載せています。
動画だからと不必要な動きを付けるようなことはしません。基本的には漫画を読むのと同じ形で読んでもらって、そこに声優さんの声が乗ってくるイメージです。
効果音なども本当に必要であれば入れますが、余計な音とか後ろで音楽が鳴っているとかというのはやらないようにしています。もともと声というところが一番軸になっている企画なので、声優さんの演技、セリフだけに集中してもらいたいからです。

声のイメージは、作家の意向が読者イメージとマッチすることが不思議と多い

作品が決まると声優さんをアサインするのですが、こちらも基本的には出版社さんと漫画家の先生と相談して、候補の方を絞りこんでいきます。じつは漫画家の先生が希望する声優さんが、ファンの方が思い描いている声イメージとマッチする場合がけっこう多いんです。
それぞれの声優事務所のホームページに載せてあるサンプルボイスや、もともと知っているアニメ作品のキャラクターの声のイメージなどを参考に選んでいただく形にしています。
もちろん人気度も考慮しないわけではありませんが、『推す♂BL Lab.』のコンセプトとしては、できる限り声の演技を聴いてもらい、純粋に作品をより良く、高めていけるキャスティングというのを重視しています。
『声優グランプリ』の誌面に出ている人気の方をアサインしたほうが知名度も変わってくるのでしょうが、それよりは作品のファンの方々や漫画家の先生のイメージに近づけることの方を重視しています。

出版のワークフローと映像制作のワークフローの違い

出版だと締め切りや校了日があって、この日までに何回もデザインをし直して、というスケジュールで進みますが、映像制作の方はもう少しスピード感がありますね。
出版では校閲がありますが、映像の場合は部署でチェックしたあと出版社さんと漫画家の先生に見てもらえばOKです。
セリフ間違いは台本の段階で全部チェックをしているので、収録の時はセリフのタイミングとセリフの間をどうするかということだけに集中します。
コマを切って動画にする映像の編集までは社内で2名体制でやっていて、収録時は出版社の編集の方と、漫画家の先生も参加されます。
「ここのセリフとセリフの間がもう半拍ぐらい空いているといいな」とか、「こことここはもうちょっと詰めてくれたほうがいいな」とか、そういうやりとりはすごく好きな部分です。
配信日のお昼くらいまでは修正ができるのでそこで細かい調整をします。漫画家の先生がイメージしているしゃべり方やイントネーションなどは細かくて指摘してもらうようにお願いしています。

また、偶然ですがスタジオの音響担当の方がBLに詳しい方で、もう全面の信頼を置いてお任せしています。ファンの目線も持っている方ですごくスムーズに収録ができるんです。
ハーモニーがすごく生まれやすいジャンルではあるので、好きなもの同士が集まって一緒に作品を作るってすごく熱いですし、良い作品になっていると思います。

配信動画の制作過程
配信動画の制作過程

制作期間の短縮は声優さんのスケジュールがポイント

動画の制作自体はもう1週間から2週間かからないくらいでできるようになっています。
あとは収録がポイント。
制作は、コミックの1巻単位で進めます。1巻にはだいたい5~6話入っていますが、それを一気に音声化して、毎週1話ずつ公開していきます。
最近はまとめて録ったほうが動きやすいという意見が出てきたので、今は2巻分まとめて録ることも多いです。
声優さんのスケジュールを優先して収録しているため、人気の声優さんだとうまく合わないと公開まで1カ月から1カ月半くらいかかることもあります。

YouTubeでファンを増やしていく

『声優グランプリ』という雑誌は、おかげさまで長年続いていますが、紙媒体ですのでやはり写真やインタビュー記事がメインです。声優さんの声を発信する場が欲しかったのでニコニコチャンネルを開設しましたが、そこでは声優さんのパーソナルな部分やトークを楽しむ部分が多い傾向があります。
その点、『推す♂BL Lab.』では、声優さんの本業である演技を突き詰められるのが大きな武器だと思います。
声優さんも収録の時は、BL作品ということもあり、普段なかなか体験できないキャラクターなので、すごく楽しんでくださっている印象です。
その様子を見ていて、未体験のものを表現するのにはプロの技術が必要だと実感しますし、プロじゃないとできない仕事だなと収録のたびに思います。

株式会社主婦の友インフォス メディア開発本部 企画推進チーム 亀山健太郎 氏
株式会社主婦の友インフォス
メディア開発本部 企画推進チーム
亀山健太郎 氏

『推す♂BL Lab.』は、興味はあるけど入りづらい世界を入りやすくします

YouTubeで動画を見て、コメントを寄せてくれる方も多いのですが、続きが楽しみだとか次に○○は映像化しないのかとか、反響をいろいろいただいています。そういったコメントが見られるのがすごくいいですね。そのコメント欄の中で、ユーザーさんに他のユーザーさんが返信する形でコミュニティのようなものが生まれてきているのもうれしいです。
ちょっとBLに興味あるけど踏み込めなかった人が、いい感じで入りやすいコミュニティができているのかなと思っています。
BL作品の中にはけっこう過激なものが多くて、なかなか新規の方が入るのが難しいというか、コメントもどう書いたらいいのかわからないけど興味はあるという人はけっこう多くいらっしゃる。そういった意味ではこのコンテンツは、好きな声優さんがやっているからというきっかけで入りやすいしライトなストーリー中心の作品が多い。無料だしYouTubeはちょっと見てみようかなという人にもすごくいいのかなと。そういう人たちにも届いていくといいと思います。

メディア全般の傾向として、雑誌などの紙媒体は厳しい状況が続いていることは事実ですが、オタクというか、ニッチな部分を掘り下げているコンテンツはファンの方々の支えもあって悪くはないのかなと感じています。
「オタク」は今や尊敬の意味で使うぐらい専門分野に強い人のことだと思っていますし、その専門分野は日本の文化といってもいいくらいの市場規模になっています。
まだまだ盛り上がっていくコンテンツですので、公式WEBサイトやTwitter、ニコニコ番組、今回のYouTubeの『推す♂BL Lab.』などを通じて、もともと好きな方、少し興味がある方に届くものにしていけたらなと考えています。

皆さん、チャンネル登録よろしくお願いします!
推す BL Lab. 【イケ生ボイスCH】

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