動画編集を仕事にする方法とは?年収目安から将来性まで解説
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動画編集を仕事にする方法とは?年収目安から将来性まで解説
YouTubeのショート動画やInstagramのリール動画など、さまざまなツールの進化とSNSの浸透により、誰でも自由に動画を編集して公開できるようになりました。それに伴い動画広告の需要は高まり、動画編集の仕事のニーズも高まっています。
本記事では動画編集の仕事とはどのようなものか、概要に加え将来性からメリットまで詳しく解説します。
まとめ
動画編集の仕事概要
ここでは動画編集の仕事内容、使用するツール、動画編集を仕事にする際の雇用形態のパターン、年収について解説していきます。
動画編集の仕事内容
動画編集の主な仕事内容は下記の通りです。
動画編集の主な仕事内容・範囲
- 素材をカット
- 素材をつなぎ合わせる
- BGMや効果音をいれる
- エフェクト挿入
- テロップ挿入
現代ではSNS媒体で発信する広告動画をはじめ、アーティストのプロモーションビデオなどさまざまな形で動画編集の仕事が求められています。
動画編集の仕事の雇用形態
動画編集の仕事における雇用形態は、大きく4種類に分けられます。
動画編集の仕事における主な雇用形態
- パート・アルバイト
- 正社員・契約社員
- 派遣社員
- 業務委託
キャリアアップの方向性としては、技術力を高めて動画制作会社に転職する方法と、フリーランスとして活躍するという方法の2通りが一般的です。
転職やフリーランスとして仕事を得るには特別な資格や学歴を必要とするわけではありませんが、自分のスキルや作品をポートフォリオにまとめ、転職先の担当者や依頼主にアピールできるようにしておくことが重要です。
動画編集の仕事の年収目安
動画編集者の平均年収は、約397万円とされており、地域別で見ると関東(東京都)が405万円と最も高額となっています。
全体の給与幅は312万~830万と広く、経験・スキルや勤務先によっても大きな差があるようです。
正社員の給与分布では、312万~376万がボリュームゾーンです。
参考:求人ボックス給料ナビ
(※2023年2月22日の時点での数値です。現在の数値と差異が生じる場合があります。)
動画編集の仕事で使用するソフト
動画編集の仕事現場で用いられるソフトは、主に以下の通りです。
動画編集の仕事で使用されるソフトウェア
- Adobe After Effects
- Adobe Premiere Elements
- Power Director
- Final Cut Pro
- Filmore
- iMovie
Adobe製品はプロの現場でも用いられるため、基礎的な操作方法は押さえておくと良いでしょう。また、超初心者は操作性がシンプルなiMovieを使ってみても良いかもしれません。慣れてきたら無償版のソフトではなく、有償版のソフトに触れておくことをおすすめします。有償版のソフトの方が高機能で、表現の幅が広がります。
動画編集を仕事にするメリット
動画編集の仕事は本業としても副業としても人気があるといわれています。ここでは、動画編集を仕事にするメリットを解説します。
手に職がつくため独立しやすい
動画編集の仕事は技術職であるため、手に職がつく職業であるといわれています。
経験を重ねるごとに技術力が身に付くため、会社や組織に依存せずフリーランスや起業を視野に入れることも可能です。
成果物がポートフォリオになる
自分で作った動画がいずれかの媒体で配信されたり、ユーザーから高評価が得られたりする場合は、その動画を自分のポートフォリオに活用することができます。ただ、企業より依頼を受けて制作した動画については注意が必要です。ほとんどの成果物には著作権が絡むため、ポートフォリオに使用可能かどうかは、依頼主の許諾が必要となってきます。
市場が成長し続けているため将来性が高い
サイバーエージェント社の調査によると、動画広告市場は現在も伸び続けており、今後も成長性が期待できると考えられています。
具体的には、2022年は5,601億円だった市場が、2026年には1兆2,451億円まで拡大すると予想されています。市場規模が大きくなるにつれて、動画編集者の需要も高くなると予想できるでしょう。
参照:サイバーエージェント、2022年国内動画広告の市場調査を実施
動画編集の仕事に必要なスキル
動画編集は前述の通り技術職として考えられています。そのため、仕事を始める下準備として一定のスキルを保持していなければなりません。ここでは、動画編集の仕事に必要なスキルをより詳しく解説します。
基礎スキル:動画編集に関わる必須スキル
動画編集を仕事にする上で必須となるスキルは、冒頭でも少し触れましたが、以下の通りです。
動画編集の仕事に必要な基礎・必須スキル
- 動画のカット
- テロップ挿入
- BGM・SE挿入
- 色調補正
- エフェクト挿入
- 上記に関わるソフトウェアの知識
技術職であるため、上記のスキルは広く求められます。
標準スキル:フリーランスや副業の場合のスキル
フリーランスや副業として動画編集の仕事を継続させていく場合は、自分でお金を稼ぐために以下のスキルも必要になるでしょう。
- セールススキル
- マーケティングスキル
- コミュニケーションスキル
セールススキルは案件獲得や金額交渉のために必須のスキルであり、マーケティングスキルは公開された動画を分析して、視聴者が求めている動画にブラッシュアップするために必要なスキルです。また、動画編集は一人でする作業ではありますが、クライアントとのやり取りにはコミュニケーションスキルを磨いておくことも大事です。フリーランスとして継続的に案件を獲得するために、これらのスキルを磨く努力をしておきましょう。
まとめ
動画広告をはじめ、個人でも動画を広く楽しめるようになった現代において、動画編集の仕事需要は日々高まっています。動画広告市場の規模も年々大きくなっていることもあるため、今後も成長し続ける産業であるといえるでしょう。
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