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映像を作る職人たち ~映画のオフライン編集篇~ 映画にテンポとワクワク感を与えるスペシャリスト

映像を作る職人たち ~映画のオフライン編集篇~ 映画にテンポとワクワク感を与えるスペシャリスト

映像制作において、一つの作品ができあがるまでたくさんの人が携わっています。
映像作品は、いろいろな技術を持ったスペシャリストが集まって作られますが、「映像を作る職人たち」では、そのスペシャリストの一人一人にスポットをあてて職業紹介をしていきます。

これから数回にわたり、映像編集の仕事についてご紹介します。
映像編集は、映像制作において欠かせない中核的な仕事です。生放送やライブ配信以外は、どんなコンテンツも必ず編集を経ています。
一般的に、映像編集とはカットとカットをつなぐ工程と認識されているかと思いますが、実はジャンルによってその役割や作業内容が違ってくるのです。今回は、映画のオフライン編集の仕事を紹介します。

オフライン編集とオンライン編集

映画・CM・TV・アニメなど従来からある映像コンテンツは、映像編集を2回に分けて行います。映像編集には試行錯誤がつきものですが、撮影データのような高品質な映像データは、試行錯誤するには重すぎるからです。そのため、まず撮影データから低品質の軽いデータを作り、それを使用してコンテンツを編集していきます。この工程をオフライン編集といいます。
オフライン編集は、カットの順番や長さの調整など、コンテンツの構成や内容を決める工程です。ここで、テイクの違いを比較したり、カットの順番を入れ替えてみたりと作品のイメージがより伝わるように試行錯誤を繰り返します。

そして、オフライン編集でカットの順番や長さが決まったら、各カットを高品質な元のデータに差し替えていきます。この工程が、オンライン編集です。
オンライン編集では、オフライン編集の結果をもとに高品質なデータで編集していく他に、カットにエフェクトを施したり、テロップを入れたりと作品の仕上げ全般を担います。また、オンライン編集はコンテンツ制作の最終工程であることが多いため、関係者の最終プレビューや納品仕様に整えていくことも役割の一つとなります。

映画のオフライン編集とは?

映画におけるオフライン編集とは、文字通り映画を編集する仕事です。しかし、その役割は映像を編集するだけではなく、時に1万を超えるカットの管理から台詞の整理やアフレコなどの音の管理までに及びます。また、作品が仕上がるまで作業が続くため、クランクインから完成までの約1~3ヵ月、作品によっては1年と長期にわたる仕事です。

映画のオフライン編集をする編集技師になるには?

映画のオフライン編集をする人を編集技師と呼びます。編集技師は、映画の制作会社やポストプロダクションに属している方もいますが、多くはフリーランスで仕事をしています。編集技師になるには、まずは、映画の制作会社などに就業して、編集助手から目指すのがおすすめです。

映画のオフライン編集をするための勉強

映像編集にとって大事なことは、より多くの人にイメージを伝えられる映像を作ることです。そのため、意図したイメージがきちんと伝わるように、まずは編集の手法を学びましょう。一般的な編集手法は、教えてくれる学校などの機関で学べます。また、編集する前にきちんと仕上がりをイメージできるように想像力を磨くことも重要です。そのためには、さまざまな映像コンテンツを観ましょう。より多くの作品に触れることで、仕上がりをイメージしやすくなります。

映画のオフライン編集の役割ややりがいを動画で紹介

今回は、㈱IMAGICAエンタテインメントメディアサービスで編集技師として活躍されている西尾光男さんにいろいろ聞いてきましたので、ご覧ください。

※クリックすると動画が始まります

いかがでしたか?

映画のオフライン編集は、映画の内容を左右する大事な役割です。一人前になるには経験を積む必要がありますが、やりがいのある仕事です。

これからも映像をつくる職業をたくさん紹介していきます!興味がある方はぜひYouTubeチャンネルも登録してください。

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山崎 義成
株式会社イマジカデジタルスケープ 山崎 義成

1990年から約30年間IMAGICA Lab.在籍し、エディターとして、CM・TV・映画とジャンルを跨いで活躍。
ワークフローの作成から編集・グレーディングまで幅広く担当。3Dや4K/8K、HDRなども手掛けている。
代表作:映画「デスノート(前編・後編)」、映画「どろろ」、3D映画「ラビットホラー3D」、アニメ映画「秒速5センチメートル」、4K「ポール・マッカートニー・アウト・ゼアー2015」 他

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