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イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。

今回は、AfterEffects CC 2019から、「中間を取る」をご紹介します。
2つの(何らかの)アニメーションしているレイヤーがあり、もう一つ別のレイヤーを、その2つのレイヤーの中間の値を取りたい場合、例えば、2つのレイヤー同士の中間にポジションを取る、2つのレイヤーの中間の不透明度にする、2つのレイヤーの中間のスケールにする、という場合の方法をご紹介します。 単純な四則演算で可能なエクスプレッションですので、プロパティの設定の仕方さえ覚えれば、いろいろなアニメーションに応用可能なものになります。

さっそくやってみよう!

以下のようなシェイプ2つのアニメーションがあったとします。一つはRed50%の矩形、もう一つはBlue100%の円になります。位置トランスフォームにのみキーフレームを設定しており、キーを設定した時間はそれぞれランダムになります。(約5秒。音はなりません)

イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

次に、コンポジション上の任意の箇所に別のシェイプを描き(今回は星)、もともとの2つのシェイプの中間の【位置】に、自動的にシェイプを配置してアニメーションする場合をご紹介します。
まずは、任意の箇所にシェイプを描きます。シェイプのアンカーポイントは、コンポジションの中央にセットされるため、アンカーポイントツールをcommand【Ctrl】+ダブルクリックし、アンカーポイントの位置をシェイプの中央に移動しておきます。

イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

次に、位置トランスフォームに以下のエクスプレションを書きます。

(thisComp.layer(1).position + thisComp.layer(2).position)/2

イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

意訳では、そのまんまですが、【このコンポジションのレイヤー1番のポジションと、このコンポジションのレイヤー2番のポジションを足して2で割った値】になります。
書き出すと以下のように、2つのシェイプの中間を取り、自動的にアニメーションするようになります。

同様に、不透明度に以下のエクスプレッションを書きます。

(thisComp.layer(1).opacity + thisComp.layer(2).opacity)/2

イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

【このコンポジションのレイヤー1番のopacity(不透明度)と、このコンポジションのレイヤー2番のopacity(不透明度)を足して2で割った値】になり、矩形が不透明度50%、円が不透明度100%のため、星は不透明度75%になります。

同様に、シェイプの塗り1に、以下のエクスプレッションを書きます。

(thisComp.layer(1).content(“長方形 1”).content(“塗り 1”).color + thisComp.layer(2).content(“楕円形 1”).content(“塗り 1”).color)/2

イトウ先生のTips note 【AfterEffects CC 2019】中間を取る

【長方形1のカラーと、楕円形1のカラーを足して2で割った値】になるため、パープル系のカラーになります。

このエクスプレッションを書くことで、2つのアニメーションしているレイヤー同士の常に中間の値を指定できるようになります。ちなみにトランスフォームをエクスプレッションで書く場合は・・

anchorPoint
position
scale
rotation
opacity

と書き、anchorPointのPはキャメルケースで大文字書き、不透明度は、Transparentではなく、opacityと書きます。

何らかの2つのレイヤーの中間を取りたい場合、正確に数値を計測してキーフレームで処理するよりも、それぞれの値を足して2で割った値を返す、という方法にすれば、もともとの2つのレイヤーのトランスフォームやアニメーションを変更しても、自動的に中間を反映できるようになります。簡単なエクスプレションですが非常に便利ですので、ぜひいろいろなものに応用して使ってみてください。

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◆AfterEffects CC 2014の使い方・実践トレーニング

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