イトウ先生のTips note 【AfterEffects Beta】プロパティパネル・その2
共通
イトウ先生のTips note 【AfterEffects Beta】プロパティパネル・その2
こんにちは、デジタルスケープの伊藤和博です。
今回は、AfterEffects Beta版から開発中の機能で、「プロパティパネル・その2」をご紹介します。
以前のブログ、イトウ先生のTipsnote・【AfterEffects Beta版:プロパティパネル 】2022-01-26の時点で、すでに開発中のプロパティパネルをご紹介致しましたが、1年越しでも未だ開発中のパネルになり、それだけ実装が難しいパネルになるかと思います。
プロパティパネルは、IllustratorやPhotoshopでは割と馴染みの深いパネルとして浸透しつつあるかと思いますが、AfterEffectsの場合は、単純に機能が多すぎるため、正直何のプロパティを表示すればいいのか、整理するのが難しいのでは無いか?と思っております。が、そんな中、開発中のプロパティパネルに、テキストに関する表示が追加されましたので、ご紹介したいと思います。
さっそくやってみよう!
現在開発中のBeta版における、開発状況の確認は、これまで通りフラスコのアイコンをクリックすると可能ですが、以下のように記載されています。
プロパティパネルに文字パネルと段落パネルが表示される、と記載がありますが、1年前のBeta版での表示は、テキストレイヤーを選択した際、2Dレイヤー、3Dレイヤーともに、トランスフォームのプロパティしか表示しませんでした。これは以前のブログ、イトウ先生のTipsnote・【AfterEffects Beta版:プロパティパネル 】2022-01-26にて確認可能です。
現在のBeta版ではどのように進化したか確認しますが、テキストレイヤーを作成し、タイムラインパネルでテキストレイヤーを選択した後、プロパティパネルを確認します。プロパティパネルは情報やオーディオパネルと同じ箇所、右上のパネルグループに格納されています。
プロパティパネルの表示を見るとわかりますが、以前はトランスフォームの表示のみだったのに対し、テキストや段落、アニメータープロパティの項目まで追加されるようになりました。
テキストを3Dレイヤーにした場合は、3Dのトランスフォームが表示されるのがわかります。
タイムラインパネル上の表示には特に変更はありませんので、従来の使い方ももちろん可能になっています。
以前のBeta版では、平面レイヤーを選択した時と同じコンテンツしか表示されませんでしたが、新しいBeta版ではよりテキスト編集に近い内容が表示されるようになりました。テキストですので、テロップ等で使用することを考えると、整列パネルも合わせて表示してほしい、という希望もありますが、今後さらにブラッシュアップして正規版に搭載されることになるかと思いますので、その時を待つことにしましょう。
なお、この「イトウ先生のTips note・2ndbook」は、次回の更新は未定となっております。トレーニングサイトにある「イトウ先生のTipsnote」に関しましては引き続き更新していきますので、今後は「イトウ先生のTipsnote」をご覧ください。
関連講座
-
株式会社デジタルスケープ
トレーニングディレクター 伊藤 和博 -
講師歴25年。講座開発数200以上。 総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メーカー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。 現在は、デジタルスケープにてAdobeCCを中心としたトレーニングの企画、講師を務める。 Adobe認定エキスパート、アップルコンピュータ認定技術者、CIW JavaScript Specialist、CIW Web Design Specialist。