デザイナーの年収一覧!グラフィック・WEB・ゲーム・UXなど種類別に紹介
デザイナーの年収一覧!グラフィック・WEB・ゲーム・UXなど種類別に紹介
デザイナーの年収を種類別に紹介しています。「グラフィックデザイナー」「ゲームデザイナー」「WEBデザイナー」「UXデザイナー」「プロダクトデザイナー」の計5種類の年収を解説。また、年収を上げる方法についてもご紹介しています。
デザイナーの種類
デザイナーといってもその種類は様々です。ここからは、以下のデザイナーの平均年収を紹介します。
※ここでいう平均年収とは、各企業が提示している最低年収の平均値です。実際に転職する際は、スキルやポジションにより年収にも影響します。
- グラフィックデザイナー
- ゲームデザイナー
- WEBデザイナー
- UXデザイナー
- プロダクトデザイナー
グラフィックデザイナーの年収
グラフィックデザイナーとは
グラフィックデザイナーとは、絵や写真を用いて視覚表現を行う職業の総称です。一般的には、広告やポスター、商品パッケージや看板などのデザインをする人をさします。またゲーム業界においては、ゲームのデザイン全般を行う人も含まれ、2Dや3D技術を駆使してキャラクターや背景デザインを手掛けたりもします。仕事内容は多岐にわたり、求められるスキルも業務内容によって異なります。同時に、業務内容やスキルによって年収にも差が表れやすい職種です。
グラフィックデザイナーの年収
項目 | 正社員 | 派遣社員 | アルバイト・パート |
---|---|---|---|
平均給与 | 年収約410万円 | 時給約1,758円 | 時給約1,036円 |
※2022年6月22日時点での数値です。現時点の数値と差異が生じる場合があります。
グラフィックデザイナーの平均年収は「約410万円」です。全体の給与幅は約301~744万円と広い傾向にあります。これは、仕事内容が多岐にわたるため、企業や仕事内容よって年収に大きな差が出ると考えられます。たとえば、「カタログ」や「新聞」といった条件だと、正社員の平均年収は384万円ですが、「飲食」を条件とした場合では412万円と高くなる傾向にあります。
ゲームデザイナーの年収
ゲームデザイナーとは
ゲームデザイナーとは、キャラクターや背景などをデザインする職業です。制作工程ごとに仕事内容が細分化されており、2Dキャラクターを制作する「2Dデザイナー」、2Dキャラクターを3Dの形にする「モデリングデザイナー」、3Dの絵に動きをつける「モーションデザイナー」など呼び名が変わる場合があります。また、企業によっては、ゲームの物語や仕様といった基本設計を担当する「ゲームプランナー」を指すこともあります。
ゲームデザイナーの年収
項目 | 正社員 | 派遣社員 | アルバイト・パート |
---|---|---|---|
平均給与 | 年収約480万円 | 時給約2,018円 | 時給約1,197円 |
※2022年6月22日時点での数値です。現時点の数値と差異が生じる場合があります。
ゲームデザイナーの平均年収は「約480万円」です。モデリングデザイナーやモーションデザイナーなど、募集している職種などによって年収も「約325万~783万円」とバラツキがあります。また、スキルによる年収の差が大きいのも特徴です。そのため、新卒や未経験では年収が低い傾向にありますが、スキルアップしていけば、年収アップを期待できる職種といえます。
WEBデザイナーの年収
WEBデザイナーとは
WEBデザイナーとは、WEBサイトのデザイン・制作までを行う職業です。「Illustrator」や「Photoshop」などを用いて、クライアントの要望をもとに、WEBサイトのデザインを作成。その後、「HTML」「CSS」「JavaScript」等を用いたコーディングを行います。中級者以降になると、PHPやSQLなどの言語を使用して、より機能的なWEBサイトを作るようになります。
WEBデザイナーの年収
項目 | 正社員 | 派遣社員 | アルバイト・パート |
---|---|---|---|
平均給与 | 年収約444万円 | 時給約1,749円 | 時給約1,085円 |
※2022年6月22日時点での数値です。現時点の数値と差異が生じる場合があります。
WEBデザイナーの平均年収は「約444万円」です。全体の給与幅としては「271万~761万円」と開きがあります。これは、企業によってWEBサイトの重要度、求めるスキルが異なるためと考えられます。もし、勤務先・転職先企業がWEBサイトに重きを置いていないのであれば、高度なスキルを持っていても発揮する機会がないため、年収アップを期待するのは難しいかもしれません。年収アップを目指している方は、企業が最終的にどの程度のスキルまで求めているのか等も確認しておきましょう。
UXデザイナーの年収
UXデザイナーとは
UXデザイナーとは、WEBサイトやアプリ、ゲームなどの「使いやすさ」をデザインし、「ユーザーの満足度を高める」職業です。アクセス解析やユーザーインタビューなどをもとに、WEBサイトなどの問題点を洗い出し、UXを高めるために必要な施策を提案します。サービス全体の設計がメインの仕事なので、必ずしもWEBデザインやアプリ開発の技術が必要になるわけではありません。
UXデザイナーの年収
項目 | 正社員 | 派遣社員 | アルバイト・パート |
---|---|---|---|
平均給与 | 年収約625万円 | 時給約1,994円 | - |
※2022年6月22日時点での数値です。現時点の数値と差異が生じる場合があります。
UXデザイナーの平均年収は「約625万円」です。ゲームデザイナーやWEBデザイナーと比べ平均年収が高いのが特徴。これは、デザインの専門的な知識だけでなく、ユーザー調査といったマーケティング知識も必要になるためと考えられます。業務内容も一般的なデザイナーより多岐にわたります。
プロダクトデザイナーの年収
プロダクトデザイナーとは
プロダクトデザイナーとは、雑貨や家具、家電製品や車など、あらゆる製品のデザインを行う職業です。市場調査を経て決まったコンセプトをもとに、デザイン案に落とし込んでいきます。見た目の良し悪しはもちろん、使いやすさ(UI)にも考慮したデザインが求められます。
プロダクトデザイナーの年収
項目 | 正社員 | 派遣社員 | アルバイト・パート |
---|---|---|---|
平均給与 | 年収約649万円 | 時給約1,801円 | - |
※2022年6月22日時点での数値です。現時点の数値と差異が生じる場合があります。
プロダクトデザイナーの平均年収は「約649万円」です。新卒は平均年収が「約572万円」ですが、キャリアを積むごとにも上がっていき、30代では「約600万」が平均となります。人によっては年収1000万円を目指せる職種です。
デザイナーの年収を上げるには?
転職する
すぐにでも年収をアップしたい方は、好条件の企業へ転職するのがおすすめです。デザイナーのような制作業は、評価の基準が曖昧な企業もあるため、給料アップの打診が難しい場合があるのも現状です。特に、勤めている企業がデザインに重きを置いていない場合、年収アップを期待するのは難しいかもしれません。ご自分のスキルやキャリアプランと照らし合わせて、条件に合った企業を探してみてはいかがでしょうか。
キャリアアップを目指す
デザイナーとして十分なキャリアがある方は、チーフデザイナーやクリエイティブディレクターといった役職を目指すのもいいでしょう。制作だけでなくマネジメントも担えるようになれば、年収アップも期待できます。もし、現在勤めている会社にチーフデザイナーなどのポジションがない場合は、転職を視野にいれるのもおすすめです。
スキルアップする
デザイナーの年収はスキルに左右されるといっても過言ではありません。例えば、WEBデザイナーの場合、HTMLやCSSしかできない人よりも、JavaScriptやPHPなどの言語も使える人の方が重宝されます。3DCGデザイナーの場合でも、モデリングしかできない人よりも、モーションなどの工程までできる人の方が高い評価を得られます。このような経験と実績が評価されれば年収アップも期待できます。また、高いスキルを持っていれば、好条件の転職先を選ぶことも可能です。
デザイナーで年収アップを目指すなら転職を検討してみましょう!
デザイナーの年収は職種・企業・スキルなどで異なります。スキルを伸ばせば一定の年収アップを期待できますが、企業によっては早くに限界を迎える場合があります。もし、現在の企業でこれ以上の年収アップを期待できないのであれば、転職を検討してみてはいかがでしょうか。デザイナーの価値を高く評価している企業とそうでない企業とでは、年収に大きな差があります。ご自分のスキルを高く評価してくれる企業を見つけて、年収アップを目指してみてください。
もし、デザイナー職での年収アップを目指した転職を考えているなら、クリエイター専門のエージェントサイトを活用して転職を検討してみませんか?クリエイティブ業界に特化した転職エージェント「デジタルスケープ」であれば、専門特化エージェントならではの最新情報が素早く入手できたり、気軽にキャリア相談を行えたりできる点が魅力。その上、転職活動を成功に導くためのさまざまなサポートがすべて無料で受けられるのです。
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