面接対策は、事前の準備が成功の秘訣！

 

 

中途採用プロセスにおける面接の役割

中途採用の面接回数は、会社によって大きく異なります。1～3回程度のところもあれば、それ以上のところもあります。また面接官の顔ぶれやチェックされる項目には一定の傾向があることを覚えておきましょう。

一次面接の人事担当者は、基本的なビジネスマナーに加えて「なぜ当社に転職を希望しているか」といった志望動機や転職の理由について確認することが一般的です。続く二次面接の担当者は、配属現場のマネージャーなどが多く「どれだけパフォーマンスを発揮できる人材か」などを判断するため、これまでの経験やスキルを見られることが多いでしょう。
最終面接がこの後ある場合には、役員などが面接官になるケースが多く、社風や事業方針に合うかということを確認する傾向があります。

それぞれの面接で重要なことは、誰が面接官になるかということをできるだけ事前に把握し、確認されるポイントに備えて準備すること。面接官がどういった人物なのかは、直接企業に聞いてもいいでしょうし、転職エージェントを利用している場合には転職エージェントを通して確認してみてもいいと思います。

 

ぶっつけ本番はNG！面接前日までに準備しておくべきこと

社内での会議やクライアントへのプレゼンテーションのシーンを思い出してみてください。あなたは、自分の想いをスラスラと話すことができるタイプの方でしょうか？

ましてや面接となると「人生の大きな転機となる場面」「初対面の人」「自分の考えを正確に、しかもわかりやすく伝える」などの付随条件が出てきます。志望動機や転職理由、将来のビジョンなど話す理由に関しては職務経歴書作成時に十分に吟味し考えられたものであったとしても、それを伝えるプレゼンテーションにはいったいどのくらい自信を持っていますか？

転職面接がNGだった理由を、応募者本人は「業界の知識不足」「志望動機が今一つだった」と分析するのに対し、求人企業側の意見としては「目を見ない」「声が小さい」「笑顔がない」「姿勢が悪く、感じが悪かった」といった理由も多く、意外な部分を見られていることもひとつの事実です。

話す内容はもちろんのこと、話し方でNGになるケースもあるということをしっかりと認識し、「できているつもり」や、「まじめに正直に話せばなんとかなる」「自分は大丈夫」といった根拠のない楽観的な考えは改めて、事前準備をしっかりとしましょう。

 

スマホ動画を有効活用、自撮りで発声練習とリハーサル

面接準備として、話したいことをセリフで紙に書く、声に出して読む、動画で自撮りする、という3つのステップが有効です。まず話したいことをセリフで紙に書くというステップでは、必ず聞かれる質問に対する答えや、こちらから質問したいことなど面接で話すことを書き出してみます。そのとき箇条書きではなく、自分用に面接のセリフ脚本を書くつもりで「話し言葉」で書いてみましょう。箇条書きでは確認できない敬語をきちんと使えているのか、きちんと伝えられる言い方になっているかなどを再確認することができ、考えながら話すより集中力を削がれなくて済みます。

セリフができたら、それを実際に声に出して読んでみましょう。10回の黙読より1回の音読の方がずっと内容を頭に定着させることができ、本番でもリズムをつかみやすくなります。また家族や友人などいろいろな人の前でやってみて、ダメ出ししてもらう方法もありますが、スマホ動画で自撮りして自分がどんな風に話しているのかを客観視することも、とても有効です。

 

まとめ

面接で重要なポイントは、面接官がどこを見る人で、その人に対し自分をどうアピールするか。そして、どんな話し方で、どんな態度で自分の想いや意見を伝えていくのかということです。そして一番大切なことは、選考書類にしっかりと書けたからといって、それを的確な言葉で伝えられるとは限らないということ。自分だけは大丈夫という思い込みを捨てて、しっかりとした事前準備で面接に臨み、自分の想いや可能性をしっかりと伝え、転職成功へのステップとしていきましょう。

 

 

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