ショート動画をバズらせるには企画が大事!伸びるショート動画制作の設計方法について解説

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ショート動画をバズらせるには企画が大事!伸びるショート動画制作の設計方法について解説

ショート動画をバズらせるには企画が大事!伸びるショート動画制作の設計方法について解説

 TikTok・YouTubeショート・Instagramリールに代表される「ショート動画」。いまやGoogleなどの従来の検索方法よりも、ショート動画が情報収集ツールとして浸透しつつあります。画像や文字よりも、動画という情報伝達性の高いフォーマットにより、視覚的に、スピーディーに沢山の情報に触れられる効率の高さが最大のメリットといえるでしょう。

しかし、制作側としては、数多くの動画の中から「見られる動画」にするための方策に試行錯誤し、悩みを抱える方も少なくありません。

今回は、「伸びるショート動画の設計方法」について解説するとともに、数多くの動画制作を手掛けてきたCrevo株式会社のプロクリエイターに聞いたノウハウを【To Creator限定】で公開していきたいと思います。

Crevo株式会社
Crevo株式会社

大手企業からスタートアップまで2,000社以上7,000件以上の動画制作実績を誇るプロダクション機能を提供する、総合クリエイティブカンパニーです。企業と13,000名以上のプロ動画クリエイターをマッチングする日本最大級の動画制作サービス

「VideoWorks」を運営。

目次

1.ショート動画の盛り上がり 概況

データで見るTikTok・YouTubeショートの現在

まず、ショート動画を活用するインパクトを改めて把握するためにも、昨今の盛り上がりをデータで追っていきたいと思います。ショート動画のアプリとして代表されるTikTokは、2022年の四半期のダウンロード数ランキングでは全世界で2位となっており、加えてユーザー1人当たりの平均月間視聴時間は、前年同期比4割増の23.6時間と大幅に増加し、YouTubeの23.2時間を上回りました。

データで見るTikTok・YouTubeショートの現在
(出典:36KrJapan 「TikTokの平均月間視聴時間、YouTubeを上回る」 22年1~3月期 https://36kr.jp/195420/)

また、YouTubeが2020年から開始した、最大60秒までの動画で構成される「YouTube Shorts」の月間視聴者数は、全世界で15億人を超えています。

このように誰もがショート動画を視聴するようになった流行の要因としては、移動中や休憩中など場所や時間に縛られず、気軽に“ながら”視聴ができること、高度なレコメンド機能により自身の興味とマッチした動画を視聴できることなどが挙げられます。

データからもわかるように、ショート動画は多くのユーザーに認知拡大を狙える可能性があり、企業紹介や商品・サービスのPRとして広く活用されています。

2.ショート動画制作における課題

バズる動画と伸びない動画の二極化

ショート動画の盛り上がりに伴い投稿される動画も急速に増える一方で、数百万回再生される“見られる動画(バズ動画)”と、数百回以下の再生回数で頭打ちになってしまう”見られない動画”との二極化が進んでいることも事実です。

初心者が作成した動画でもいきなり“バズ”が生まれることもありますが、多くの場合は興味を持ってもらえなかったり、類似のコンテンツに埋もれてしまい、再生回数が伸び悩んでしまうことが課題となっています。

3.ショート動画がバズる制作のノウハウとは

3.ショート動画がバズる制作のノウハウとは

動画制作の3ステップを最短でPDCAをまわしていく

この二極化の中でバズる動画を狙うには、企画・制作段階からの戦略的な設計が必要不可欠です。

ここでは、「企業のショート動画制作」に特化しa.企画、b.演出・制作・撮影、c.編集の3ステップに分けて、Crevoのショート動画クリエイターが伝授するポイントについてまとめました。

a.企画

  • ブランディングと企業理解に特に時間をかける
    ブランドイメージをより強固にするのか、新たなイメージを植え付けるのか、動画の方向性(土台)をしっかりと作ります。
  • 映像、競合他社の映像、SNSのトレンド、世の中の情勢等を常にリサーチ
    ここでいう「トレンド」とは映像尺(15s、30s、60sなど)、流行りの投稿、BGMのテンポや選び方などを指します。これらは目まぐるしく変化していくため、常に投稿先メディアのトレンド投稿に触れておくこと、競合やベンチマーク先の伸びている投稿をリサーチしておくことが必要不可欠になります。
  • バリエーションの想定
    秒違いやカット違いのバリエーションをいくつか考えておき、撮影・編集がスムーズに行えるようにしておきます。

b.演出・制作・撮影

  • 少数精鋭の制作体制
    トレンドリサーチで収集した参考映像をもとに、ある程度の制作準備を整えたら撮影に挑みます。演出と撮影は一緒に行い、思いついたら撮影しておいて編集の時に考える程度のスピード感で複数バーションを撮影していきます。
  • 表現方法の引き出し
    数パターンのショート動画を制作するために、それぞれの世界観の表現方法、技法の引き出しをたくさん持っておくことが必要です。視聴者に指示されるショート動画制作のためには、普段から表現方法に着目して様々な動画をリサーチしておくことが重要ですが、まず自身が投稿したい分野の動画や一般的なおすすめ動画で再生回数が多い動画のリサーチを行い、表現や編集方法を真似てみるところからスタートすることが近道となります。

c.編集

  • 時間をかけずスピーディーに編集
    ショート動画はトレンドの移り変わりが非常に早く、編集に時間をかけた動画が見られる動画に繋がるわけでもありません。凝った動画を制作するよりも、スピーディーに編集・投稿を行い、反応を見極め、素早くPDCAを回していくことが重要です。
  • 時代にあった映像尺/BGMの選び
    映像尺やBGMでトレンドを取り入れることで、幅広いユーザーに見られる動画に繋がりやすくなります。

Crevoに所属するクリエイターの制作時のこだわりポイント

最後に、Crevoが運営する日本最大級の動画制作プラットフォーム「VideoWorks」で活躍するクリエイターに、さらに詳しいショート動画制作のポイントや小技を教えて頂きました。

ポイント1:開始2秒のこだわり

「スライドされないように、惹きつける見出しや違和感などを開始2秒に盛り込むようにしています。」

ポイント2: 60秒より20~30秒

「TikTokは最大3分まで、YouTubeショートは60秒、Instagramリールは90秒までの動画を投稿できます。しかし、投稿する内容やトレンドにもよりますが、私の肌感としては見られる動画は大体25秒くらいで内容がテンポよくまとめられているものが多めです。」

ポイント3: 終わりの工夫

「動画の終わりにはループしてもらえる工夫を取り入れています。例えば、最後に終わりと認識するテロップなどは入れずにループ再生しても滑らかにつながるような方法や、全体のテンポを気持ち早めにして、連続再生することで内容を詳しく確認できるようにする工夫などを取り入れています。」

まとめ

今回は、「伸びるショート動画の設計方法」について解説するとともに、Crevo株式会社のプロクリエイターに聞いたノウハウも公開しながら、ショート動画の制作のポイントを詳しく見ていきました。

ショート動画は、個人のみならず企業の認知拡大・PR施策として今後ますます活用されるであろうフォーマットです。さらにユーザーの年齢層も幅広くなっていくことが予想され、企業とユーザー、コンシューマーを繋ぐプラットフォームとしてまだまだ大きな可能性を秘めています。

今回のノウハウやポイントが皆様のショート動画制作のヒントとなれば嬉しく思います。

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To Creator編集部
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