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「コミュニケーションを通じて世界を鮮やかに変えていく」ミクシィグループ特集 Vol.4 ~ 『モンスターストライク』 登場モンスター「ダウト」の制作フロー ~

「コミュニケーションを通じて世界を鮮やかに変えていく」ミクシィグループ特集 Vol.4 ~ 『モンスターストライク』 登場モンスター「ダウト」の制作フロー ~

SNS『mixi』や、ひっぱりハンティングRPG『モンスターストライク』、「ことば」で闘う新感覚RPG『共闘ことばRPG コトダマン』など、さまざまなサービスを展開し、サービスの先にいるユーザーの気持ちや要望に真摯に応え、さらに想像や期待を超える価値を「コミュニケーション」を通じて提供するミクシィグループ。新たなつながりをつくり、世界を鮮やかに変えるべく、デジタルエンターテインメント、スポーツ、ライフスタイルの3つの領域で事業を展開しています。

To Creatorでは、このミクシィグループで働くデザイナーを特集します。第4回目の今回は、2021年10⽉に8周年を迎えた『モンスターストライク』(以下、モンスト)よりモンスターの制作過程をご紹介!
なんと、現在、5900体を超えるモンスターが誕⽣していますが、これらの制作は社内のデザイナーが外部の制作会社やクリエイターらと連携して⼿がけ、一体一体、細部まで丁寧に仕上げられています。

『モンスターストライク』

モンストは育てたモンスターを自分の指で引っ張って敵モンスターに当てて倒す新感覚アクションRPG。さまざまな能力を持つモンスターを集めて進化させ、最強チームを目指す。各クエストでしか手に入らないモンスターも目白押し。
モンスターストライク(モンスト)公式サイト

制作フローの実例を紹介するモンスター

モンスト最高難易度クエスト「轟絶(ごうぜつ)」第4弾シリーズ「異形なる分断者」に登場するモンスターから「ダウト」をご紹介します。

世界を掻き乱す者 ダウト
世界を掻き乱す者 ダウト
嘘の化身であるダウトはフェイクニュースで世界中の人を惑わし、互いに疑心暗鬼にさせることで信じる心を失わせて人との繋がりを分断していく。
参照URL:
MONSTER STRIKE XFLAG DICTIONARY

モンスターの制作フロー

ここからは「ダウト」を担当したデザイナー 向後さんに解説いただきます。

モンスト事業本部 コンテンツクリエイション室 アートグループ 向後 新奈(こうご にいな)

多摩美術大学卒業後、2017年ミクシィに新卒入社。XFLAG事業本部ファイトリーググループに配属され、キャラクターデザインを担当。2019年モンスト事業本部に異動し、モンストに登場するモンスターのデザインを担当する。

Step1 モンスターの設定

「轟絶」クエストはシリーズごとにテーマが決まっており、第4弾シリーズは人の繋がりを断ち切る「分断者」がテーマでした。これまでの轟絶に登場するモンスターはファンタジー寄りのデザイン感が多かったので、今回のシリーズでは現代風の要素を盛り込むことになりました。

初めに「ダウト(嘘)」や「エリミネイター(排除する)」など世界の分断者として相応しい単語をいくつか選定してモンスターごとのコンセプトに当てはめていきます。その後、それらの言葉から連想できる現代的で身近な職業のモチーフをデザインに取り入れ、モンスターとしてアレンジしています。

「ダウト」の場合、ニュースキャスターをモチーフにしており、フェイクニュースで人を惑わし、人との繋がりを分断していくモンスターという設定にしました。

ダウト
ダウト
職業:ニュースキャスター
エリミネイター
エリミネイター
職業:ゴミの清掃人
ディヴィジョン
ディヴィジョン
職業:配達員
イグノー
イグノー
職業:アーティスト
アンフェア
アンフェア
職業:司祭

Step2 キャラクターデザインの作成

モンスターの設定が決まったら、キャラクターデザインの作成です。「ダウト」「ニュースキャスター」という要素からデザインに落とし込んでいきます。デザインラフをいくつか描き、話し合いながら方向性を固めていきます。ボツとなった初期の案では、身体中に目と口をたくさん盛り込み、スレンダーマン*¹のように常にこちら側を監視して追ってくるようなイメージのモンスターを考えていましたが、シルエットがシンプルになってしまい、モンスターストライクのイラストとして落とし込む際に特徴あるシルエットを出すことが難しいため別案を再考していきました。

*¹…インターネットミームから生まれた架空(フィクション)のキャラクター。細身で異常に背が高く、黒い背広を着た、無表情、またはのっぺらぼうの男として描写される。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

キャラクターデザイン初稿

「猫被り」という言葉からヒントを得て猫の頭巾を被せたり、ネクタイを二枚舌にしたり、狼の口を拡声器のデザインに入れたりなど、オリジナリティを出しながら嘘の化身たるダウトらしいデザイン感を盛り込んでいきました。
最終的に、かっこよさもありながら可愛さもあるビジュアルにすることができ、今までに登場した轟絶のモンスターとは一風変わった特徴的なデザインに仕上がりました。

キャラクターデザイン最終

Step3 初稿ラフ(構図ラフ)

キャラクターデザインをベースに構図ラフを制作します。構図ラフではキャラの特徴が見やすく、何をしているのかわかりやすい構図になるように意識しています。キャラクターデザインの段階でダウトに何をさせたいか、どこを魅せていきたいかという明確なイメージができていたため、イメージの齟齬なくスムーズに進めることができました。

構図ラフ1
構図ラフ①
とっても迫力があってよかったものの、ダウト本体の特徴的なデザインが隠れてしまっていたため別案で進行しました。
構図ラフ2
構図ラフ②
ほぼイメージに近い仕上がり。ここから微調整をかけて構図ラフ完成

Step4 詳細ラフ

構図ラフが完了したら、次は色がついた詳細ラフに移ります。轟絶らしい畏怖感のある演出や光源の演出などを意識してディレクションを行います。

詳細ラフ初稿
詳細ラフ 初稿
構図はほぼ問題ないため、演出を付け加えるための調整を加筆していきます。
詳細ラフ2
詳細ラフ②
キャラクターの電子感の追加や全体的に暗くなってしまっている部分を直していく方向で調整をしていきます。

Step5 仕上げ(線画と着彩)、レタッチ

詳細ラフが完成したら次は仕上げ(線画と着彩)とレタッチの工程に移ります。レタッチでは、実際にイラストをスマホで確認し、見えにくい箇所などの調整をしていきます。また演出として派手にしたい部分を盛っていったり、質感の表現を足したりなどの最終調整を行い完成です。

仕上げ
仕上げ
スマホで確認して、暗すぎる部分や見えにくい箇所を調整していきます。
レタッチ
レタッチ
電子的な発光感や頭の部分の光源などを整えたり、轟絶らしい怖さを演出するために最終調整を行います。

「ダウト」の特徴&工夫した点

ロボット工学や芸術の世界では、ある一定の度合い人間の容姿に近づくと不気味に感じる「不気味の谷現象」があると言われています。私が轟絶のモンスターを作成する際には、敵としての恐怖感や畏怖感を演出するために、見慣れたシルエットでありつつも普通じゃないような不気味な部分を入れていくように意識しています。ダウトの場合、着ている服の下にあるボディがモニターや電子、コードなどで構成されていたり、四肢は人型になっているが人間にはできない関節の動き方をしている点などを意識しました。さらに恐怖感を演出するために、テレビの砂嵐や、放送していない時間帯のカラーバーといった不気味に感じる日常の要素をデザインに盛り込みました。
轟絶のモンスター達は、どのキャラクターもデザイン意図を多く散りばめながらも少し風刺的な意味合いも込めてイラストを作り上げていくことが多いシリーズになっています。パッと見た時にかっこよく、じっくり見るとたくさんの発見があるイラストになっていると思いますので、ぜひ轟絶にチャレンジしてダウトを手に入れてみてください!

モンスターが誕生するまでをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?デザイナーさんの細部までのこだわりを感じる制作過程でした。
モンストは2021年10月に世界5600万人&国内4800万人突破!!これから登場する新しいモンスターたちからもますます目が離せません。MONSTER STRIKE XFLAG DICTIONARYのモンスタープロフィールと共にキャラクターデザインもウォッチしてみてください。

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To Creator編集部
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