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業界最先端のゲームエンジン開発に関わることができる!?  バンダイナムコスタジオ 社員インタビュー

業界最先端のゲームエンジン開発に関わることができる!?  バンダイナムコスタジオ 社員インタビュー

バンダイナムコスタジオは、バンダイナムコエンターテインメントの100%出資子会社として2012年に誕生しました。バンダイナムコエンターテインメントと言えば、『パックマン』『鉄拳』『太鼓の達人』など日本だけでなく世界中で人気のIPを多く抱えた人気パブリッシャーですが、バンダイナムコスタジオはゲーム開発に特化した会社で、ゲーム開発における最適化や創造性アップを狙って設立されました。現在は従業員860名(公式サイトより)を抱える、国内でもかなり大規模な開発会社となっています。

バンダイナムコスタジオには多くの開発チームがありますが、これまではそれぞれの機能単位でライブラリを作り、ゲーム開発に活用していました。それが数年前からベースとなる描画ライブラリのチームに各ライブラリチームが合流して1つの部署となり、すべてが統合されたゲームエンジンを開発することになったのです。現在、この技術開発統括本部技術本部コアテクノロジ部では人材を募集中とのことで、実際にそこで働く開発スタッフに話を伺いました。

酒井健行さん(写真右)とロドルフ ヴァイヨンさん(写真左)

今回インタビューに応じていただいたのは、酒井健行さん(写真右)とロドルフ ヴァイヨンさん(写真左)。酒井さんは技術開発統括本部技術本部コアテクノロジ部コアテクノロジ1課でサウンドツールを、ヴァイヨンさんはコアテクノロジ部イノテック課でアニメーションツールの開発に従事しています。

自社によるゲームエンジンを作り始めた理由

酒井さんによると、これまでの開発スタイルはライブラリチームが機能を個別に提供しそれを開発チームがそれぞれゲームに組み込んだり、ゲームエンジンを使う場合はUnreal EngineやUnityといった他社製を使ったりしていました。ところがここ近年、とくにAAAクラスのゲーム開発規模がどんどん大きくなり、他社製ゲームエンジンで作ろうとすると今まで以上に時間がかかってしまう、という状況が見えてきました。
そこで、自社向けにゲームエンジンを作ったほうがいいという話になり、最近2~3年でライブラリチームが1つのエンジンチームとして統合されゲーム開発部署からもエキスパートが合流、現在は70人程度(うちエンジニアは約50名)でゲームエンジンの開発を進めているとのことです。

「正直に言いますと、これからゲームエンジンを開発するという状況は他社さんよりひと世代ほど出遅れていると思います。でも、他社製エンジンのノウハウはGame Developers Conference等いろんな場所で各社が講演していて、我々はそれらを学ぶことができるので、後追いのメリットもあります。何をやったら失敗するかも先人の知恵から学びつつ、そこからさらに一歩先へ行くゲームエンジンを作るぞ、という気持ちで開発を進めているところです。」(酒井氏)

酒井健行さん

ゲームエンジンのサウンドツール開発画像

酒井氏担当:ゲームエンジンのサウンドツール開発画像

『鉄拳7』や『エースコンバット7』はいずれもUnreal Engineを使用してます。今後はこういった他社エンジンは使わないのかというとそうではなく、「当然今でもUnreal EngineやUnityはもちろん、いろんなミドルウェアも使っています。これからもそれらを使わなくなるってことはないと思います。」(酒井氏)

それでも自社でゲームエンジンを作るのは、今後開発するAAAタイトルのためにも、社内でしっかりとした技術力を持つべきだという判断です。既存のゲームエンジンでは結局のところ、そのエンジンでできることしか実現できません。クリエイターが作りたいものを100%実現させるためにも、自社によるゲームエンジンが必要になってきたのです。

また、他社製ゲームエンジンに依存しすぎると、万が一そのエンジンが「開発終了」「サポート終了」となった場合、そこで開発が足踏みしてしまう危険性もあります。さらに言えば、ゲームエンジンを作ることで高い技術力を社内に蓄えることができます。

「他社製だけに依存するのではなく、自社エンジンと両立させることが大事だと思っています。」(ヴァイヨン氏)

いろいろなエンジンを使うことで、技術の修得やノウハウの積み重ねもできます。そういったことがわかったうえで、自社ゲームエンジンはどうするのか、という判断をすることもできます。

ロドルフ ヴァイヨンさん

アニメーション技術の開発画像

ロドルフ氏担当:アニメーション技術の開発画像

ゲームエンジン開発に必要なスキルは「英語」と「数学」

こうして現在開発が進んでいるバンダイナムコスタジオ製のゲームエンジンですが、現在こちらの部署ではエンジニアを募集しています。ゲームエンジンを作る場合、どのような技術が必要なのでしょうか。

基本的なプログラミング技術は必須で、C++やC#、Pythonなどの知識はあったほうがいいようです。これらを踏まえた上で、さらにこういう知識もあると……ということで言えば、ハードウェア知識です。ゲームエンジンを作る以上、ハードウェアのパフォーマンスを最大限に発揮しなければなりません。そのためにはハードウェアそのものの知識も必要になるとお二人は語っています。

また、開発に求められるツールも、実際に使う人たちに向けてわかりやすく作ることが不可欠です。そのためにはUIに関するスキルも必要になってきます。さらに細かく言えば、ネットワークやQAなど多くのチームがあるので、何かひとつ秀でた知識や技術があれば、より活躍できる場となりそうです。

「英語も必要とされています。最新技術が発表されるのはたいてい英語のニュースですし、ドキュメントや技術書も英語のものがほとんどです。そうしたことを学ぶときも、まず英語がわからないと厳しいですね。今はC#を使っていることが多いですが、将来的には違う言語になるかもしれませんし、その言語を学ぶときも英語は必要になります。」(ヴァイヨン氏)

またプログラミング技術として、数学の重要性も説明していただきました。
「大学で習う数学が実は大事で。専門学校では習わないことが多く、そこはどうしても差が付いてしまいますね。大学レベルの数学はあったほうがいいです。」(酒井氏)

「私がやっているアニメーション関連でも数学はとても大事です。筋肉や衣類の動きなど、かつてはすべて手で動きをつけていましたが、いまは物理シミュレーションで動かすことが多いですし、それには数学が必要です。もちろん、英語も数学も会社に入ってから勉強することもできます。社内には外国人スタッフ向けに通訳の人がいたり、社内には数多くの技術書があったりするので、やる気がある人ならどんどん吸収していくことができるでしょう。」(ヴァイヨン氏)

そして、この「やる気」こそが、バンダイナムコスタジオで働くうえで大きなキーワードだということが、以下の酒井氏やヴァイヨン氏の発言からわかってきます。

バンダイナムコスタジオ 社員インタビュー

やりたいことを実現できるチャンスがあるバンダイナムコスタジオ

バンダイナムコスタジオはナムコ時代からの開発者も多く、非常に年齢層の幅が広いのが特徴です。80年代から現役の方もおり、過去時代からの蓄積が社内には詰まっています。またスマートフォン向けからアーケードまで網羅している上、さらにはバンダイナムコグループとして考えるとゲーム開発の展開はかなり幅広いといっていいでしょう。そんな長い歴史と大きなグループ企業だと、社員からの意見が通りにくい……というイメージがあるかもしれませんが、「こんなものを作ってみたい」「あのIPでこういう展開をしてみたい」と思っていることが、その気があれば実現できるというのも大きな特徴です。

「バンダイナムコスタジオでは、新人配属の段階からどんなことをやりたいのかを聞かれます。もちろんプロジェクトの状況等で希望どおりにならないこともありますが、基本的にこちらのやりたいことをちゃんと聞いてくれます。」(酒井氏)

これだけ大きなグループでその一員だと、トップダウンですべて決められてしまうのではないかと思う方もいるかもしれませんが、お話を聞くと「やりたいことをやらせてくれる社風です。それが一番パフォーマンスが出ますし。」(酒井氏)とのことです。こういうことをやってみたい!と手を挙げれば、それを後押ししてくれるそうです。バンダイナムコグループ全体の広い領域でやりたいことを実現できるチャンスがあるので、そうした自由な雰囲気はエンジニアやクリエイターにとって働きがいのある職場なのではないでしょうか。
ちなみにヴァイヨン氏は最初から東京での勤務を希望していたそうですが、最初は海外拠点(バンクーバー)でインターンシップとして働き、その後東京勤務となりました。このときのインターン経験がヴァイヨン氏自身とても勉強になったため、「東京スタジオでもインターンシップをやってみたいと提案しているのですが、それが実現しそうです。」とのこと。

バンダイナムコスタジオ 社員インタビュー

ゲームエンジンの開発者になるには

最後に、ゲームエンジンの開発に興味があって、将来的にその開発を仕事にしてみたいという人に向けてアドバイスをいただきました。

「常に新しい技術を取り入れていかなくてはならないので、勉強は必要です。逆に言うと、つねに新しい情報が入ってくるので、飽きることがありません。開発言語ひとつとっても、今後新しいものを取り入れていく可能性もありますので、そういったものを怖がらずにどんどん取り入れてほしいですね。」(酒井氏)

「好きなことをやるのが一番です。それがゲームエンジンの開発なら、その好きな気持ちをぶつけてください。好きなことをやり続けていれば成功できるはずですから。」(ヴァイヨン氏)

バンダイナムコスタジオのゲームエンジン開発チームに参加してみたい方、現在エンジニアとテクニカルアーティストを募集中なので、こちらぜひぜひチェックしてみてください。

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