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新型コロナウイルスによって変化した世界のビジュアルコミュニケーション

新型コロナウイルスによって変化した世界のビジュアルコミュニケーション

クリエイティブ画像を使用する際、目的・イメージに合った素材を見つけるためにストックフォトサービスを利用する方は多いのではないでしょうか。8,000万点以上の写真・イラスト・映像を提供する「iStock」を運営し、今年で25周年を迎えた世界最大級のデジタルコンテンツカンパニーGetty Images。その日本法人「ゲッティイメージズ ジャパン株式会社」(以下ゲッティイメージズ)による今回のニュースレターでは、新型コロナウイルスの感染拡大によって、ビジュアルコミュニケーションがどのように変化したのかをゲッティイメージズの写真で振り返り、更に、ニューノーマル時代を迎え多様化した人々の生活や社会のニーズにおける、最適なビジュアルを紐解いています。
クリエイティブな現場では関りが強いビジュアル。クリエイターの皆さんに、このトレンド情報をTo Creatorでもお届けしていきます!

初回は、「新型コロナウイルスによって変化した世界のビジュアルコミュニケーション」をご紹介。

コロナ禍において報道写真は何を伝えたか

ゲッティイメージズの“報道写真”は、「エディトリアル・インテグリティ」、つまり加工や補正などを行わず、社会に起きていることをありのままの真実で伝えることを理念としています。その重要性は、コロナ禍の状況だからこそ、より高まっています。現在、ゲッティイメージズを通して世界中に配信されている写真は、約100名の社員フォトグラファーと、多くの契約フォトグラファーや各地のパートナーによって撮影されています。新型コロナウイルス感染が拡大する地域でも細心の注意を払いながら、世界でいま何が起こっているのかを、リアルタイムで伝えてきました。混沌とした世の中だからこそ、世界中に瞬時に配信される報道写真の重要性が高まっています。

市街地に消毒を散布する様子(イタリア・ピサ)

1207568784, Laura Lezza, Getty Images

市街地に消毒を散布する様子(イタリア・ピサ)

逼迫した医療現場(アメリカ・スタンフォード)

1221207669, John Moore, Getty Images

逼迫した医療現場(アメリカ・スタンフォード)

スポーツ・エンターテイメントのニューノーマル

無観客観戦(人数制限観戦)、オンラインライブ観戦、会場の衛生管理が新常識になると同時に、取材側も人数を絞るなどの運営判断に則した撮影体制が必要となっています。限られた環境や制限にも対応できる、技術と経験のあるフォトグラファーが求められるなか、ゲッティイメージズはメジャーリーグやテニスオープン等のスポーツ大会、映画祭などのエンターテイメントイベントを確実に捉え、世界へ配信しています。

無観客での全米オープンの試合

1272335145, Matthew Stockman, Getty Images

無観客での全米オープンの試合

ヴェネツィア国際映画祭

1270815829, Pascal Le Segretain, Getty Images

ヴェネツィア国際映画祭

ニューノーマル時代のビジュアルキーワード

新型コロナウイルス関連で新たにゲッティイメージズのコンテンツに追加された検索キーワードは、「非常事態/緊急事態」、「パンデミック」、「ロックダウン」、「パニック買い」、「ソーシャルディスタンス」、「無観客イベント」、「N95マスク」、「非接触体温計」など。以前からあったキーワードではあるものの、検索回数が増えたものとしては「消毒」「マスク」「テレビ会議」「在宅勤務」「自宅教育」などがあります。このようにゲッティイメージズでは常に変わりゆくニーズを、世界中のビジュアルに関わるプロによる検索履歴から捉え、独自のビッグデータとして分析し、次の制作に活かしています。今年の6月には、年間 10億件を超える独自の検索履歴データに加え26か国、13言語にわたる1万人以上の消費者アンケート結果をもとに「Visual GPS」を発表し、現代の消費者のニーズに則した最適なビジュアルコンテンツを選択するためのガイドを共有しました。

現在の生活様式を現すクリエイティブコンテンツ

新型コロナウイルスの影響を受けて、大きな変化を余儀なくされた世界中の人々の生活様式。ゲッティイメージズが運営するフリーランスデザイナーや個人事業主の方向けストックフォトサイト「iStock」では、マスクの着用やソーシャルディスタンスなどの日常生活における感染対策、仕事や教育、レジャーや趣味のオンライン化など、新しいカタチの慣習や常識に合わせたクリエイティブコンテンツが人気を集めています。

仕事

ソーシャルディスタンスを意識した車内環境整備

1244781414, Orbon, Alija, Getty Images

ソーシャルディスタンスを意識した社内環境整備

教育

健康状況を管理するための検温

1266458534, miodrag ignjatovic, Getty Images

健康状況を管理するための検温

医療

 窓越しの面会

1249720536, wanderluster, Getty Images

窓越しの面会

レジャー

ベランピング

1271127925, ozgurcankaya, Getty Images

ベランピング

サービス

ロボットによるデリバリーサービス

534002939, spooh, Getty Images

ロボットによるデリバリーサービス

Getty Images’ Opinion

写真が持つ力や可能性とは

“Moving the world”、「世界を変えていく」というのがゲッティイメージズの変わらぬ使命であり、責任です。1枚の写真で、1本の映像で世界を伝え、変えていく。そういう思いで、私たちは毎日、世界から写真や映像を届けています。
写真を目にするメディアが、新聞やテレビ、雑誌などからウェブやソーシャルメディアに変わっても、一瞬の真実を切り取った写真は多くの人の心を動かします。むしろすべてにスピードが求められる時代だからこそ、ビジュアル言語の重要性が高まっているといえるかもしれません。新型コロナウイルス感染拡大によって、私たちの“普通”や “日常”が以前とは違うものになり、世界は大きく変わりました。しかし、写真や映像が持つ力、人の心に訴え、感情を動かす力は変わらないと思っています。

多様な時代を予測し準備するヒント

コロナ禍で露見したさまざまな人の“普通”や“違い”を受け入れ、より多様性を受け入れる社会の構築が重要だと考えています。国単位で物事を考える時代もそろそろ限界なのでは、とも思っています。情報の世界を駆け抜けるスピードはさらに増し、人々はウェブやソーシャルメディアを介して、同じ意見や共通の趣味で繋がっています。望むと望まざるとにかかわらず、私たちはそういう時代に生きているのです。私たちは未来を知ることも、時代の変化を止めることもできません。でもなにが起こるのか、どんな時代になるのか、予測し準備することはできます。世界の真実を伝える写真や時代の空気を伝える写真は、そのためのヒントになりえます。

Web・ゲーム・映像業等クリエイティブ業界での転職を検討中なら!

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