映像作品でナカコーの進化の軌跡をたどる。Koji Nakamuraインタビュー

Koji Nakamura:1995年地元青森にてバンド「スーパーカー」を結成し2005年解散。その後、ソロプロジェクト「iLL」や「NYANTORA」を立ち上げ、CMや映画、アートの世界までに届くボーダレスなコラボレーションも展開。remixerとしても様々なアーティストを手掛けている。現在はフルカワミキ(ex.スーパーカー)、田渕ひさ子(bloodthirsty butchers, toddle)、そして牛尾憲輔(agraph)と共に新バンド「LAMA」として活動の他、現代美術作家の三嶋章義(ex. ENLIGHTENMENT)を中心にした新プロジェクトMECABIOtH(メカビオス)や主宰レーベル「Sound Of Romances」を始動。2014年4月30日には自身初となる個人名義Koji Nakamuraとして1stソロアルバム「Masterpeace」をリリース。スーパーカーでデビューして以来、今も尚、音楽シーンを牽引する最重要人物。
photo: 森口鉄郎

 

元スーパーカーのボーカル&ギター、現在はソロプロジェクトiLLやバンドLAMAとしても活動するナカコーことKoji Nakamura。初の個人名義でのアルバム「Masterpeace」を2014年4月30日に発表したばかりの彼だが、同じタイミングで歴代のミュージックビデオ(MV)の配信がiTunes Storeにて一挙スタートした。スーパーカー(18作品)、iLL(10作品)、LAMA(4作品)の各名義における様々なクリエイターが手掛けた、合計32のMVが初配信となる。MV以外にもスーパーカー時代のライブ映像もラインアップされており、これらお宝映像を高画質で見れる日を待ち望んでいたファンも多いはずだ。とりわけスーパーカーからiLLにかけて多くの映像やアートディレクションを担ってきた宇川直宏氏の印象が強いが、今回の配信を期に錚々たる映像クリエイターとコラボレーションしてきた足跡を探ってみたいと思う。

CM映像やB級、カルト映像に造詣が深く、今回のアルバムでも、作詞を依頼するためのデモを送る際に自分がイメージするYouTubeで見つけた映像などを添えていたというほど、実は映像マニアであるナカコー氏の、最新作「B.O.Y.」のMVや映像作家との付き合い方、自身の音楽活動などについてのインタビューをお届けしよう!

最新MVは約1万枚の手描きアニメーション「B.O.Y.」

Koji Nakamura「B.O.Y.」(2014年)
dir: 畳谷哲也|cd: ファンタジスタ歌磨呂|composite dir: 橋本麦|ani: yotube、畳谷哲也|rotoscope cinematographer: 松岡建次郎|laser efx: YAMACHANG

 

アルバム「Masterpeace」収録曲で、ナカコー氏の最新MVとなる「B.O.Y.」は、過去にゆず「LAND」やlivetune「Transfer」などのMV作品にアニメーターとして携わってきた畳谷哲也氏(ターニー)のMV監督デビュー作。膨大なエネルギーが約1万枚の手描きアニメーションに費やされた、渾身の作品だ。抽象表現にこだわりがあるというターニー氏は、一般に受け入れられるMVというメディアを意識しつつ、具象をなるべく抽象的に、抽象をなるべく具象的に表現することにギリギリまでこだわっている。また、出来上がったアニメーションをカメラで再撮影することで独自の質感を生み出し、“初めて見た感覚”を無意識の中にも感じさせるような工夫が詰まった意欲作となった。

 


ターニー氏による原画。
ターニー氏:ナカコーさんの創る音楽は、根底に綺麗な小川が流れているような素敵な音楽で、常に進化を続けている印象がありました。「B.O.Y.」を聞いた時、僕の“地元”が頭に浮かびました。少年時代に野原を駆け、昆虫を追いかけていた時のような。そんな、異次元の色んなところに旅するような、空を飛んでいるような気持ちになったので、縦横無尽な音楽を創られるナカコーさんを抽象表現し、地元系カオスアニメーションで極限までやりきろうと思いました。打ち合せで「映像はお任せします」って言ってくれて「なんて凄い人なんだ!」って、地元の草原で寝転がっているような爽快感が広がりました。

 

――最新作「B.O.Y.」のMVがリリースされました。これまでのMVは実写の印象が強かったのですが、今回は怒涛の手描きアニメーション作品となっています。

「B.O.Y.」のMVを作る際、スタッフに「面白い人がいます」って紹介されてターニーさんを知りました。

 

――ターニーさんはアニメーションを得意とされている方ですが、MVを作るに当たりどのようなお話をされたんでしょうか?

僕は、大抵の場合、映像を依頼する監督さんに「自由にお願いします」と話しています。面白いと思う人にオファーしているので、なるべくその人のやりたいことをやってもらえたらいいなって思うんです。僕も作り手なので「制約がない」というのがどれだけ楽しくて、難しい作業かは知っています。

だから、制作途中のチェックもほとんどしないです。「B.O.Y.」については、途中でターニーさんから「今この現状です、頑張ります!」という連絡が何回かありましたが、「けっこう(量を)描いたなぁ」っていう感じで完成を待ちますね(笑)。最終的には、なんと1万枚程の枚数を手描きで描かれたそうです。

 

――iTunesでこれまでのMV映像配信が始まりました。錚々たるクリエイターが多数関わっていますが、MVを依頼する監督はどのように決めているのですか?

僕はCMが好きなんですが、家でCMを見ていて「この映像は誰が作ったんだろう」と思うと、調べてオファーするということもありました。例えば、スーパーカー「BE」なんかは、アイシティの透明人間になるCMを見て「面白いな」って思っていて、他にも気になったCMを辿っていったら、全て多田琢さんや関口現さんが手掛けてたんです。

 

スーパーカー「BE」(1999年)
dir: 関口現|pl: 多田琢
ブラックユーモアの効いた作品の為、放送中止の危機にさらされたが、最後のオチと「これはフィクションです」と注釈を入れることで解禁された曰くつきのMV。
多田琢氏:このMVに関しては、つくづく「よく世に出たな・・・」と思います。今だったら即炎上でしょう。どうして誰も止めなかったんだろう(笑)。CMは表現の中でやっちゃいけないことが多過ぎて、当時はとにかくそのリミッターを外したくて仕方なかった。そんな時、「BE」のサウンドを聴いて「これだ、これはやっていいやつだ」と勝手に解釈させてもらいました。とは言っても「僕がアーティストだったら断るぞ」という企画なので会う前は心配でした。実際に会ってみると中村弘二さんは「はい、わかりました。これでお願いします」と即決。こちらをリスペクトして完全に任せくれました。チームというか共犯者になる覚悟ができていたんでしょうね。

 

――「好きなものを作ってもらう」とのことですが、「KISETSU」の作詞をJINTANAさんにオファーした際に、実相寺昭雄監督が撮った資生堂の薬師丸ひろ子さんのCM「初恋」でイメージを伝えた、という話も聞きました。映像作家に対してそういう作業はないのですか?

作曲中に映像イメージが浮かんでくることは多いのですが、それはあくまでも僕のイメージにすぎません。人に頼むときにそれらのイメージを伝えたり、監督さんのイメージに意見してもトンチンカンかもしれないので、あまり言わないようにしてます。映像は好きだけど、映像を作る人ではないので。デビューした当時、「MVを作りましょう」ってなっても、「そもそもMVって何?」って感じでしたから(笑)。

確かに、最初の頃は「自分の思い描く映像を」という気持ちもあったんですが、仕事しているうちにだんだん「そんなことは必要ないんだ」と思うようになって。周りが「ああして欲しい」「こうして欲しい」とか言うことなく、スムーズに出来上がった仕事は見てても美しいし気持ちいい。トラブルが起こって躓くプロジェクトは、チームとして何らかの欠陥がある場合が多いと思うんです。その原因が僕かもしれないという場合があるかもしれませんから、監督さんや視聴者が喜ぶものが結局自分にとっても一番楽しいし、作品としてもいいものだと考えるようになりました。

監督からどんな映像が来たとしても自分の音楽とは合うと考えているので、面白いと思うものをやってもらいたいなぁと思います。(依頼してから)全く情報をシャットアウトして、「こういう映像が出来たんだ」って方が、客観的な視点で、楽曲においても新しい発見もあって、僕はそういうやり方が好きなんですね。

全ての音が意味を持つ。音楽をデザインする作り方

iLL「Kiss」(2009年)
dir: 宇川直宏
宇川直宏監督:「Kiss」は当初NYのアーティストに依頼した筈が、HDがクラッシュしてデッドラインに間に合わず、急遽僕に1日で企画/制作してくれとの依頼が来て(笑)、アクロバティックにディレクションした作品! ハイスピードカメラでディープキスを撮影した作品を現代アートとして発表したいと昔から構想していたのですが、ぴったりのテーマだったのでiLLのクリップで表現しました! 別に秘部を丸写しにしたわけではないのに、生き物のように絡み合う舌が淫靡で、観ていると感情が昂ります!!!!!!!!!!!!

 

――スーパーカー、iLL、LAMA、Koji Nakamuraと、それぞれの名義での活動においてMVも印象的なものが創られてきました。その中でも特に完成したMVを見て衝撃的だったものはありますか?

宇川直宏さんとやった「RAPiLLED EYE MOVEMENT #1」と「Kiss」は全てが驚きでした。

 

――iLLの時代ですね。宇川さんとはナカコーさんが10代の頃(スーパーカー時代)からの付き合いで、これまでMVに留まらず沢山のコラボレーションされてきています。宇川さん曰く「同志というか従兄弟というか、遺伝子レベルでの交流を持つアーティスト」ということです。

宇川さんは、本当に考えていることを言葉にして説明する能力がすごく高いんですが、絵コンテも同様で、とにかく説得される(笑)。あと、出来上がったものが細部までデザインされている。それから、スケジュール管理も凄いんです、いろんな意味で(笑)。

 

――宇川さんからは「みんなでスーパーカーの大阪ライブに行った時、新幹線の客席の隙間(床)で徹夜明けだった僕だけが寝てしまい、そのまま機材と一緒に博多まで行ってしまって、公演が危ぶまれそうになったことがあります。その節はご迷惑おかけいたしました! これが所謂、宇川消失事件です!!!!!!!!!」というメッセージを預かってまいりました(笑)。

 

iLL×Ukawa Naohiro「RAPiLLED EYE MOVEMENT #1」(2006年)
dir: 宇川直宏
宇川直宏監督:「RAPiLLED I MOVEMENT #1」は、僕とナカコーで日用品を持ち寄って、自らキーエンスの医療用の電子顕微鏡で撮影した映像をもとに、3日間寝ない状態で“完全なレム睡眠”に浸り、絵コンテを描く! するとオートマティズム=自動記述のように無意識の物語が立ち現れるのです(笑)! つまり現実と夢の世界のリンクを試みた実験作品でした! これは朦朧とした意識の中で現れたその“超現実”をCGで描き、“現実”をマイクロスコープで記録した、希有で極めてシュルレアリスティックな作品!

 

――スーパーカーからiLLの時代にかけて、MVがナラティブものから、デザイン的な作品にシフトしてきましたね。

作る楽曲がデザイン的になってきたので、自然に映像もデザイン的な作り方をしている方に頼むようになっていきました。

 

――音楽を“デザインする”ということについて、もう少し詳しく教えて下さい。

一般的なロックバンド形態だとメロディやコード、歌詞があって“勢い”を録るのが重要な部分のひとつなのですが、自分の場合、音楽を作ることはデザイン作業に近いんです。全ての音に構築的な意味を持たせるというか、一つ一つの音にちゃんと意味を持たせていて、(それぞれの音を)効果的使うことを意識した作り方をしています。

自分名義のアルバムという発想は、自分では出てこないからこそ面白い

LAMA「Spell」(2011年)
dir: 清水康彦
清水康彦監督:LAMAメンバーが描いたラマをCG化したらどうなるか。街でラマを見かけたらどう思うか。ラマと出会うことを夢見る女がいたとしてどんな女か。ラマについてたくさん考えました。中村さんは、独特なコンプレックスをお持ちで、とても魅力的な方だと感じました。ラマの画が凄く素敵でした。

 

――これまで、いろんな名義を使い分けてこられていますが、それはナカコーさんにとってどういう意味をもつのでしょうか?

使い分ける理由はいろいろあるのですが、チーム、形態によって分けるのが多いです。バンドメンバーや、リリースするレーベルが違うから変わるという理由もありますが、色んな音楽の作り方をしちゃうので、一つの名義にすると内容が混ざってしまう。それは経験上、あまりよくないであろう、という判断で、プロジェクトごとに分けてお客さんにわかりやすいというか伝わりやすくしています。

 

――そういう意味で、今回初めて本人名義でのリリースとした真意は?

レーベルからの提案だったのですが、単純にやったことがないのと、自分の名前でリリースするというのは絶対に自分からは出てこない発想なので、面白いかなと。

 

――楽曲的にも“集大成的”と謳われています。

自分が今までやってきた音楽と、アンビエントやミニマルやドローンなど自分が好きな音楽をポップスに落とし込んだのが今回のアルバムです。他者と共感し合うにはポップスがいちばん分かりやすい形だと思うんですよ。経験を重ねるにつれて自分のやりたいことを素直にポップスに落とし込めるようになってきていると思うので、その部分では“集大成的”と言えるかもしれません。

 

――音楽に対するナカコーさんの大いなる好奇心の表れを、「Masterpeace」やこれまでの活動で垣間見ることができますが、ご自身のレーベル「Sound Of Romances」はどういったスタンスで取り組まれているのでしょうか?

それほど忙しくないと「じゃ、やろっかな」って感じで、あまり無理しないでやっているんです。レーベル運営の面でもデータの世界なので在庫を持つリスクもないですし。なので僕のレーベルに参加を依頼するアーティストのみなさんにも「たまたま出来た下書きみたいなものでいいです」と伝えます。仕事などで曲を作っている時に偶然出来る、面白いアイデアの種ってあると思うんですね。こういうものがパッケージになったら面白いんじゃないかなっていうスタンスでやっています。

 

――ネット上で“投げ銭式配信”も試みられてますが、やられてみていかがでしたか?

一度やってみて「こういう感じなんだなぁ」というのが少し分かったんですが、支払い形態がもっと便利になったら浸透するんじゃないかと感じました。クレジットカード決済だと、若い人には買いにくいかなと思います。

質感は違えども、自分にとってはどちらも“本物”

スーパーカー「WONDER WORD」(2004年)
dir: 辻川幸一郎
辻川幸一郎監督:“Wonder Word”なので、言葉とかコミュニケーションをテーマにしました。音からの印象と曲の展開に合わせて、映像化してみました。Tumblrですごくセンスが好きな人がいてフォローしてたら、友達にそれはナカコーさんのTumblrだと教えてもらいました。素晴らしい感性の持ち主だと、尊敬しております。

 

――今はどんな音楽に興味を持ってますか?

アメリカのカセットテープによる音響、ドローンのシーンが好きですね。今回のアルバムにもその要素は取り入れているのですが、音的な自由さ、考え方の自由さが好きなんです。好きにやって、生活が成り立っているというのは理想的ですね。

 

――それはナカコーさんが生業としているポップミュージックとは対照的ですよね?

一般的にはそうかもしれませんが、そもそも僕にとってはドローンもポップミュージックなんです(笑)。自分のポップミュージックという概念を他者に説明するのは難しいかもしれません。

 

――カセットのシーンのようなローファイ的なものを好まれる一方、ハイレゾな音質や機材などに代表されるようなハイファイ的欲求もありますよね。その部分はナカコーさんの中で共存しているのでしょうか。

質感の差を使い分ける音楽がいっぱい出てきましたよね。僕より若い世代の方が、質感をより重要視していると思います。例えば、MP3のデータって、カタチやモノとしては成立してるけど、音楽として考えると我々の意図とは関係なく圧縮された、不完全なものなので、それは本物ではない。偽物だからこそ手軽に普及しやすい部分もあって、それはそれで良いとも思います。でも、カセットテープは作者が意図した音質に限りなく近いもので再生されるという点から“本物”であるし、ハイレゾ配信は僕らが普段作業している音にもっとも近いものなので、自分にとっては両方とも“本物”なんです。

全てを分かってしまったら、もう音楽はやらないかもしれない

iLL「死ぬまでDANCE」(2010年)
dir: 大熊一弘|pl: 高木大輔
高木大輔氏:当初、楽曲が持つ怪しさと没入感を視覚化するというのは、大変難しい作業に感じていたのですが、演出家の大熊一弘氏が持っていたインドの片田舎での結婚式の資料映像を思い出した瞬間、ピンッ!! ときて物凄く興奮したのを覚えています。狂気を感じるインドの人々と、中村さんの楽曲を組み合わせた映像は、美しいMVが氾濫する中でかなりの異臭を放つものだったと思います。仕上がった編集に対して中村さんから即時、全く修正なしの完全OKと返事をもらった時、過酷なインド撮影を経たスタッフ一同、死ぬほど喜んだのは良い思い出です。

 

――アルバムのリリース以外にも、アニメソングやCM音楽など映像と密接に関わる音楽制作も積極的にされています。

(音楽を担当したTVアニメ)「エウレカセブンAO」の場合は、映像がまだ上がってない状態で脚本を読んで作っています。映像ありきで音楽を作るのはCMが多いですね。打ち合わせ時から絵コンテがあったり、ビデオコンテがある場合が多いですし。映像が先にある場合は、音と映像が融合しやすいように、動きに対して音楽を作っていきます。

 

――TwitterTumblrで興味のある音楽等をよく紹介されていたり、ナカコーさんの日常は音楽と共にありきというイメージなのですが、どのような休日を過ごされるているんですか? 多忙な毎日だと想像しますが、そもそもお休みはあるのでしょうか?

SNSで紹介しているのは、自分が音楽を聴き始めた頃は、音楽誌というフィルターを通してマニアックな盤なども紹介されていたけど、今は情報が膨大に増えてしまったから、「興味はあるけど探せない」というような人のきっかけになればいいなと。休みについては割と休みますよ(笑)。休みの日は聴いてない盤を聴いたり、試してない機材を試したりしています(一同笑)。

 

――制作で行き詰った時はどうですか? 気分転換に運動をしてみたり、音楽と離れてみたり?

行き詰ったら諦める(笑)。そして、また一から作ります(一同笑)。

 

――そんなナカコーさんにとって“音楽”ってどんな存在なんでしょう?

自分にとってまだよく分からないもので、それを知りたいからやってるようなもののような気がします。やってみて、触れてみて、分かることがあって、次の仕事が来たら、また分からないことだらけ。もしも全てが分かっちゃったら、音楽はもうやらないかもしれませんね(笑)。

 

――最後に音楽の仕事を目指す人にアドバイスがあればお願いします。

うーーん、公務員とか薦めるかなぁ(笑)。真面目な話、自分だったら「アドバイスください」って言わない。勝手にやっちゃってるんですよね。本当にやりたいと思っている人はそういうことだと思います。また、長く続ける事を意識してやるといいのかもしれません。

喋る声も歌同様に艶やかなトーンの持ち主であるナカコー氏だが、自分の声がそれほど好きじゃないという。「ラジオなどもやりたくないし、人に望まれなければ歌いたくもないんですよ」と語るナカコー氏にとってのプライオリティは“音”。自分がどういう人かはそれほど重要ではないという、エゴの全く感じられない、ソロアーティストらしからぬ自意識のあり方とスタンスは稀であろう。ナカコー氏が高水準のクオリティと大衆の支持を保ちながら、音楽をさらなる未知の領域に進化させ続けることを可能にしているのは、チームへの大きな信頼、そして根幹ともいえるサウンドへの飽くなき“本物”の追求にあると感じた。

 

 

■ iTunes配信映像一覧
スーパーカー
cream soda / Lucky / PLANET / DRIVE / Sunday People / My Girl / Love Forever / Desperado / BE / FAIRWAY / WHITE SURF style 5. / Strobolights / YUMEGIWA LAST BOY / AOHARU YOUTH / RECREATION / BGM / LAST SCENE / WONDER WORD|HIGH BOOSTER+U.N VJ Works(ライブ映像) / LAST LIVE 完全版(ライブ映像)
iLL
RAPiLLED I MOVEMENT #1 / Call my name / Timeless / Scum / R.O.C.K. / Kiss / Kiss (Tunde) / Deadly Lovely / 死ぬまでDANCE (向井秀徳) / Eden
LAMA
Spell / Cupid / Fantasy

 

取材・文:大島聡裕&white-screen.jp

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